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動く [日々]

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 今は夏野菜用の畝作りの最中です。手前はジャガイモの畝です。4歳と2歳の孫に踏まれたのに、それにもめげずきちんと芽を出してきてくれました。

 例年なら3月10日頃には種芋を植えます。私たちのところでは、ジャガイモを植えるのはお彼岸までと言われています。今年は雨が続いて彼岸の入り前日ぎりぎりに植えました。

 通常芽が出るのに一月かかると言います。4月10日頃から芽が出始めました。植える時期が遅くても芽が出る時期はあまり変わらないのかも知れません。

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 黄色い花は茎ブロッコリーが塔立ちしたものです。手前のネットの中にはレタス、左の白い小さな花はイチゴの花です。

 去年、4歳の孫が赤くなっているイチゴを見て「ぼく、イチゴが大好きやねん」と言って、走って畑に入りイチゴの実をむしり取り、器用にヘタを取って口に放り込みました。今年も孫が食べてくれるのを楽しみに作っています。


 4月も中頃になると暖かさが安定してきました。気温が上がると花が咲き、草が伸び、蝶や虫たちが動き始めます。冬の間、部屋で縮こまっていた私も自然と心と体が動き出します。

 先日は暖かさを通り超して5月並の気候の日もありました。畑に出ていると汗をかくこともありますが、湿気がないので夏のような不快感はありません。

 そろそろ草刈が始まります。田んぼでは田植えの準備が始まっています。私の畑はゴールデンウィークの頃にトマトやナスなど夏野菜を植えるので、今はその準備に追われているところです。

 別に出荷するわけでもなく、自分の家で食べるだけなので好きなものを好きなだけ植える気ままな畑作りです。野菜たちは自然のもの、畑仕事はお天気と時期に追われますがノルマはありません。

 冬の間は、雨の日以外は毎日続けていた散歩も、朝から畑仕事をするのでここのところ休みがちです。運動の方向は違いますが、身体は動かしているので良いだろうと思っています。

 昨日は、黄砂の影響か一日曇り空で気温もここ数日にしては低かったです。天気予報によるとこれくらいが平年並みだそうです。数日ぶりにいつものコースを歩いてみました。

1-1-PXL_20240416_084710025.jpg竹薮前のシャガ

1-1-PXL_20240417_235133916.jpg林道脇のスミレ

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 桜が終わるとツツジの出番です。

 今日は黄砂が止んで、からっとした気持ちの良い青空でした。今日も一眼カメラは持たずスマホのカメラです。

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 林道の脇の谷川にサクラがまだ残っていて目を引きました。何ザクラか分かりませんが、もう少し早かったらもっと鮮やかだったろうにと思いました。

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 ムラサキゴケ

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 広場の草むらに黄色いちいさな花が一面に生えていました。コメツブツユクサと言う名前が付くくらい小さい花たちです。

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 神社の石橋に日が差して、爽やかな初夏を思わせました。

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 神社の参道入り口のヤマザクラ


 一日中、畑仕事をしているわけでもありません。畑は家の裏にあって近いので行ったり来たり、合間に休憩しています。今日は久し振りにクリフォード・ブラウンのトランペットを聞いてみました。

 ジャズメッセンジャーズの前身、アートブレーキーとホレス・シルバーのグループにアルトサックスのルー・ドナルドソンとともに若いクリフォード・ブラウンが参加した「チュニジアの夜」です。

 今までは曲の途中の長いソロに耳を傾けていた気がします。今日は曲のラストの彼のソロに痺れました。若々しいクリフォード・ブラウンの息吹がトランペットに乗って伝わって来ました。


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立待月 [日々]

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 一昨日は満月でした。コールドムーンと言うそうでいかにも寒そうな呼び名です。今年最後の満月でした。ニュースで聞いていましたが撮り忘れました。

 昨夜、寝る前に空を見上げて思い出しましたが、寒さと面倒くささに負けてそのまま寝てしまいました。今夜やっと撮れました。満月の翌日は十六夜ですがその次の日はなんというのか調べたら立待月というのだそうです。

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 今年もあと2日、いよいよ押し詰まってきました。一時期寒い日がありましたが、全体的には暖かい年末なのではないかと思います。

 暖かいお天気と厳しい妻に促されて掃除の方はぼちぼち捗っています。年賀状も済みましたし、車のタイヤ交換や洗車ワックスがけも済ませました。

 仕事をしている頃に比べたら時間だけはたっぷりあるので、気が急くわりには余裕でした。年賀状も枚数がずいぶん少なくなりました。

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 一年が過ぎてまた一つ歳を取るようです。

 歳を取ると言っても一括りというわけにも行きません。毎年違うようです。なにせ毎年毎月毎日毎時毎分毎秒、初めての体験ですから。

 と言いながら、年寄の日々は概ね昨日とあまり違わない今日ではあります。


 この一年間お付き合いありがとうございました。来年も相変わらずの内容のブログですがお付き合い、よろしくお願いいたします。皆様、良いお年をお迎えください。


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名残の秋 [日々]

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 12月です。もう秋も終わりというのに、うろこ雲よく見ます。数日前、家の裏口を出たところ。

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 数日前の朝の散歩道

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 氏神様、これも数日前です。今朝は紅葉がもっと寂しくなっていました。

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 今朝の空です。また月が西南の空に残っていました。

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 氏神様の石橋のたもとのサザンカが咲き始めました。

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 境内に吹き溜まった落ち葉

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 氏神様の境内から見上げた空


 昨日4時半頃、用事で車を出しました。田んぼのあるところへ出ると正面に向かいの山が見えます。色づいた山肌に夕日が当たり赤く照らし出されて綺麗でした。

 写真に撮りたいと思ったので、近くにあった空き地に急遽車を止めました。一眼レフカメラは積んでいなかったのでスマホのカメラです。

 車から降りてスマホを構えると、どうしたことか向かいの山はもう輝きを失っていました。振り返ると太陽はこちらの山の影にすっぽり隠れていました。ほんの一瞬のことでした。

 明日晴れていたらもう一度挑戦してみようと思いました。そして今日、寒かったけれどお天気は良かったです。少し早いと思いながら4時頃からカメラを持って田んぼ道にでかけました。

 遮るものがない田んぼは風が強く寒かったです。西の空、山の上で輝いている太陽の光は向かいの山に当たり続けています。

 私が立っている農免道路の足元には、豆畑が広がっています。時間が経過するにつれ影がどんどん豆畑を覆っていきます。

 太陽は山にほぼ隠れ地上はもうすっかり陰になり、向かいの山だけに残りの陽が当たっていました。斜めの光のせいでしょうか、それくらいのほうが山の紅葉が際立って見えます。

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 それでも昨日、車窓から見た夕日の景色のほうが、もっときれいだったように思えます。



 もう一曲ありました。Autumn Serenadeです。演奏はJohn coltrane and Johnny Hartmanです。ジョニー・ハートマンの伸びやかな声とコルトレーンの硬いタッチの対比が絶妙です。



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秋の終わりに [日々]

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 ハクチョウゲの白い花にキチョウ

 小春日和の暖かな日があるかと思うと、先日は初霜がおりました。

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 手前で白く光っているのは霜です。

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 霜が降りるような日は、日中は暖かい日差しに覆われます。

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 電線にハクセキレイ

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 大きな影はトビ

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 ファインダーでトビを追っていると、いつの間にかカラスに囲まれていました。

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 トビが嫌って飛び立つとカラスも後を追います。

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 バトルをしているようです。

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 なんとか追い払って、電柱のてっぺんで一休みです。なんでカラスギャングたちに絡まれたんでしょうね。


 正面も背後も400メートルほどの低い山で囲まれています。つい一週間ほど前、車の窓から見える向かいの山の紅葉まだだね、と妻と喋っていたのに、今日見ると山肌がこんもりこんもりと色づき始めていました。

 明日からまた寒くなりそうです。こうして寒い日が少しずつ増えてきて、冬に入っていくのでしょうね。


 秋のジャズと言うと、Autumn Leaves、Autumn In NewYorkしか知りませんでしたが、こんな曲もあったのですね。'Tis Autumn ヘンリー・モネという人が書いてナット・キング・コールが歌って広められたそうです。



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朝のひかり [日々]

 Tシャツ短パン姿で過ごしていた時からまだひと月経っていないのに、季節はもうすっかり秋になってきました。残暑の終わりのころから再開した散歩、ほとんどカメラを持たずに歩いていましたが、さすがにカメラを持ち出したくなってきました。

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 イヌタデが草地で目立っています。ここはまだ陽が当たっていません。

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 ユウガギク、ノコンギク?たくさん野菊があってわかりません。ここは少し陽があたり始めています。

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 モンシロチョウが朝露に濡れてつかまっていました。一晩中こうしていたのでしょうか。

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 チカラシバ

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 ヒヨドリバナだと思います。

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 多分新しく生まれたヒヨドリたちではないかと思います。若くて元気がよいのでうるさいほど高い声を上げて数羽で木々の間を飛び交っています。

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 朝露に陽があたって蒸気が上がっています。こういう景色好きなのですが写真で表現するのはむつかしいですね。

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 イヌタデの向こうの白い花はミゾソバの群生です。アップすると一つ一つはこんなにかわいいです。

 カメラを持って歩くと、久しぶりということもあってあれもこれもと撮りたくなってしまいます。普段の散歩は、できるだけ立ち止まらないでさっさと歩くようにしています。

 スマホについているグーグルの健康アプリFitに万歩計がついています。同時にハートポイントというのがあって、一週間で150ポイント獲得すると良いそうです。

 ところが、このハートポイントは連続して歩かないとカウントしてくれません。普段なら4000歩ほど歩いて30ポイント獲得できるのに、カメラを持って歩くとすぐに立ち止まってシャッターを切るので同じ歩数でも0ポイントだったり、せいぜい5ポイントほどだったりします。

 しかもカメラを持って歩くと同じ距離を歩いても時間が倍以上かかってしまいます。でも、あの花この花、あちらの景色とあれこれ気になってついシャッターを押してしまいます。


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 アメリカセンダグサでしょうか?

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 何の花の後でしょう。

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 ヒメジオン、まだ頑張っています。

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 朝露に陽が当たると、ただの草地が輝きます。

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 コスモス

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 エノコロクサ

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 お寺の境内の端っこに咲いていました。ヤマホトトギスでしょうか。

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 小人が並んでいるみたいです。

 これから咲きだすもの、今が盛りと輝いているもの、峠を過ぎたものと様々ですが、朝の光に当たって皆それぞれの今の姿で輝いていました。

 今週からまた一週間おきにブログ更新に戻すつもりでしたが、それでは季節が進んでしまうので大急ぎのアップロードになりました。



 今夜のジャズはLee Konitz(リー・コニッツ)です。なんとなくジャズ喫茶で聞いているような気がしてきます。曲はPeople Will Say We're In Loveです。


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カレンダーをめくったら [日々]

 北海道の旅のことを記している間に、今年もヒガンバナが咲き、お彼岸、中秋の名月と8月末並みの気候の9月が瞬く間に過ぎていきました。

 そして10月に入ってカレンダーをめくると、それに呼応するように急に気温が下がって、季節がやっと秋めいてきました。同時にカレンダーの残りページの少なさに今更のように驚きます。

 猛暑の夏から長い残暑の9月末まで、毎日制服みたいに着ていたTシャツと短パンから一気に長袖シャツに長ズボンになりました。昨日、今日は最高気温22度、朝から曇って雨が降り風もあって、長袖シャツの上からもう一枚はおりたいほどです。

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 家の裏の土手のヒガンバナ、今年はやはり少し遅くてお彼岸を過ぎてから蕾が出てきました。

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 お隣の庭の花にアゲハチョウ

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 モズも来ました。残暑厳しかった8月の終わりのころから鳴き声は聞いていました。ようやく写真に撮ったのは9月の末のころです。

 秋近くなると決まったように鳴きに来るモズ、秋告げ鳥とも呼ばれます。渡り鳥と思っていたのですが、今年は春でも夏でも姿を見かけました。夏は山にいて秋になると里に下りてくる留鳥なんですね。

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 先日、NHK番組「ダーウィンが来た」でモズの生態を記録した番組をやっていました。モズを見ることはよくあっても、なかなかそこまで生態を詳しく知ることはありません。

 そこではモズのはやにえの習性がモズの生態に大きな役割を果たしている模様を動画で見せてくれました。「モズのはやにえ」まだ見たことがありません。


 暑い夏の間、さぼっていた散歩を再開したのは北海道から帰ってきてからです。2.3キロを3.40分で歩きます。急な坂道があるので足腰鍛錬のつもりで歩いています。

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 カメラはまだ持って行くほどではありません。一度だけ持って行った日、林道の真ん中でこんなものを見つけました。

 大きな木の切り株のような模様です。逆光だとこんなに存在感あるのに、反対側、光の当たる方から見るとほとんど見えません。それで虫たちも引っかかってしまうのでしょうか。



 季節が進んで、ほっとすると同時に長くきつかった夏の疲れも感じるこの頃です。秋の名曲はたくさんありそうですが、今日はアニタ・オディで曲はEarly Autumnです。 


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トラブルの夏 [日々]

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 (薮の前に咲いていたヒメオウギズイセン)  


 もう梅雨明けしたのではないかと思うような暑い日が続いていました。そして気温が下がり気持ちの良い風が吹いた昨日、皮肉にも梅雨明けが報じられました。平年より一日遅い梅雨明け、梅雨入りしたのが早かったので結局長い梅雨となりました。

 暑くて日課の散歩も出来ず、家の中でごろごろしていることが多いこのごろです。それなのに暑いと言うだけで疲れる気がしています。

 九州や秋田で被害に遭われた方たちのことを思うと、暑くて何もする気が起きないなんて贅沢なことは言ってられないのですが、暢気な田舎生活の日々にも小さなトラブルがいくつかこの二週間の間にありました。

 まず先々週の土曜日のこと、突然スマホが使えなくなりました。指紋認証がうまく行かなくなったので、再起動したら読み込んでいますと言う表示が出ている途中で画面が突然ブラックアウトしてしまいました。

 今まで何台かスマホを使っていますがこんな経験は初めてです。どうして良いか分かりません。ほとんどのことは同期しているPCでまかなえますが、肝心の電話とLINEやメッセージ、その他スマホアプリが使えません。

 初期の頃はともかく最近はずっとネットでSIMフリーのスマホを購入していたので、こういうときは困ります。どこへ持っていけば良いのか、修理にどれくらいの時間や経費がかかるのか。

 再起動後だったのでシステム関係の故障と思い、無くては困るのですぐに別のスマホを購入することにしました。アマゾン認定の中古で同型のpixel5aとpixel6aがあり、ひとつ形式が新しいpixel6aを注文しました。

 注文しておきながら心配だったのはデーターの復旧です。今まで生きている古いスマホと新しいスマホを繋ぐだけで良かったのですが、今回はデーター元のスマホが使えません。電話番号やLINE、アプリなどがちゃんと復元できるか心配でした。

 さらに失敗を重ねました。pixel6aが届くまでの間に文鎮化したpixel5aのSIMカードを抜こうとしました。ところがこれがなかなか抜けなくて、力を入れたらぴゅーっと飛び出してしまい、どこへ飛んでいったのか小さなナノSIM、いくら探しても見つかりません。

1-DSC_6933.JPG (左が壊れたpixel5a,右がpixel6aです)

 pixel6aは翌日に届きました。いろいろ試してみましたが、元のスマホがないこと、SIMも紛失しているので出来ないことが多くて、最終的にGoogle復元を選びました。

 これには24時間かかるのだそうです。土曜日に壊れて月曜日に新しいスマホが届き復元を選択、24時間後の火曜日、ようやくwiーhiで復帰することが出来ました。

 心配した電話番号等もちゃんと復活していました。アプリも全て復活、アプリの並びまでpixel5aの時のままに復元されたのには驚きました。ただSIMがないので電話はかけられないし、LINEも復活できませんでした。

 再発行のSIMが届いてようやく全て復活できたのはスマホが壊れて5日後の水曜日でした。ただ最近登録した電話番号とpixel5aにしてからのLINEトークが消えていました。

  スマホが使えなくなった数日、日頃いかにスマホに依存しているかと言うことが今更ながらよく分かりました。何をするにも手をやってスマホを見る癖がついているので喪失感半端ではありませんでした。またスマホを持たない生活を少しだけ考えさせられた5日間でもありました。

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 (小学校の体育館前、巡回バスのバス停の看板の上にコシアカツバメの番が止まっていました)


 スマホが故障中のある日のこと、用事から帰ってくると大きな荷物が届いていました。某メーカーの栄養ドリンク剤の段ボール箱でした。妻に聞くとアマゾンからの荷物で代引きで払ったと言います。

 全く覚えがありません。ケースを見ると宛名には確かに私の住所名前、家の電話番号が記載されていました。妻もおかしいと思ったそうです。

 私はあまり栄養ドリンク類は飲みませんし、代引き注文もしません。妻がいぶかしんでいると宅配業者さんが持って帰りましょうかと言ったのに、妻はその人に悪いとでも思ったのか代金を払って受け取ってしまいました。

 すぐにスマホで注文履歴見たかったのですが、スマホが使えないのでPCで確認、当然注文履歴はありません。アマゾンカスタマーセンターに電話して訳を伝えると、商品追跡番号から迷惑送付だということが分かりました。

 代金は口座入金だと1月かかるのでギフト券で返してもらいました。手元の栄養ドリンクは、こちらで使うか気持ち悪ければ廃棄してくださいと言うことでした。

 その際、個人情報が漏れているので今後もあちこちから送ってくる可能性がある。代引きでは決して受け取らないようにと言われました。

 全く誰がどんな目的でこのようなことをするのか、皆さんもこのような経験された方おありでしょうか。

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 (神社境内のコゲラ)


 最後のトラブルは、この間の日曜日、森林組合の林道整備の日でした。町内の組合員6名、軽トラックに乗り合わせて8時から林道に向かいました。午前中であること、林道は比較的木陰が多い事などで営農組合の草刈などと比べると、それほど重労働にも感じません。

 一時間半ほど作業してそろそろ終わりかなと思いながら、皆で集まって休憩ついでにお喋りをしていた時です。私の向かい側の人が「ああ、あかん」と叫びました。

 と、同時にもの凄い音が背後でしました。「軽トラが落ちた」と誰かが叫びました。皆その方向へ走って行きます。見るとなぎ倒された繁みの向こう4.5メートル下に軽トラックがこっちを向いてうずくまっていました。

 軽トラが落ちたと聞いたとき、私はすぐに町内のYさんではないかと思いました。しかし、運転席も助手席にも人の姿が見えません。

 近くにいたKさんと一緒に比較的緩やかな斜面を選んで下りていきました。すると軽トラの助手席に横座りするようにして、顔から血を流したYさんの姿がありました。

 ぼーっとされてましたが、呼びかけに反応はありました。右のこめかみを負傷しているようでそこから血が顔の右半分近くを覆っていました。自分で車から出ようとされていたので動かないように言って、Kさんと二人ですぐそばの木立の前に休ませました。

 上の方では皆が救急車を呼んでいました。YさんにはKさんが付き添ってくれていたので、私は斜面を這い上がりながら、散らばった草刈機やのこぎり、手袋、燃料が入った缶などYさんの軽トラに乗っていた荷物を拾いながら林道に上がりました。

 それからは救急車を先頭に消防車が4台、警察車両が3台やって来る大騒ぎとなりました。Yさんは救急車に収容され病院へ向かいました。その間に私は妻にYさんの奥さんに伝えるように電話しました。

 救急車が出てしばらくして消防車も連なって林道を下っていきました。警察は軽トラが落ちた事故現場をいつまでも調べていました。私はYさんの軽トラからこぼれた荷物などをまとめて同じ町内の人の軽トラに乗せて、留守になっているYさん宅へ届けました。

 病院へ行ったYさんは、結局こめかみの傷、4.5針縫ってその日中に家に帰られたそうです。軽トラもその日のうちに業者に引揚げてもらったそうですが廃車になったそうです。

 軽トラは頭から突っ込んだのにこちらを向いて止まっていたので、落ちる間に一回転したんだと思います。よくあの程度の怪我で済んだものです。

 農作業やいろいろ奉仕作業何十年と続いていますが、ほとんど怪我や事故の話は聞いた事がありません。今回はちょっとショッキングな出来事でした。事故のインパクトの割にYさんの怪我が軽かったのは不幸中の幸いでしたが。

 Yさんは今年78歳、ここ数年奉仕作業はほとんど息子さんが出てきていたので、朝集まったとき何故Yさんが来ているのだろうと思ったのでしたが、案の定、びっくりする出来事になりました。

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 (チュウダイサギ?)


 もう梅雨も明けて夏です。お決まりのサマー・タイムです。はじめはチャーリー・パーカーにしようと思いましたが、毎年しているような気がして、同じアルト奏者のルー・ドナルドソンの演奏にしました。パーカーの抑えた演奏に比べると、もう少し情緒的で物憂い歌声に聞こえます。



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いろいろのこと [日々]

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 アジサイが似合う梅雨真っ盛り、雨模様の蒸し暑い日が続いています。ブログ更新の間の2週間、変わり映えしない日々の間に妙に忙しい日があったりして様々です。これと言った用事の無いときは、ぼんやり過ごすのもいいかなと思うこのごろです。

 いろいろな行事が重なるのはどうしても土日になります。たまには朝、昼、夜とそれぞれ用事があって、高齢者がこんな忙しくて良いのかとこぼしながら、スケジュールをこなしています。

 先々週の日曜は今年から神社の総代を務めているので総代会というものがありました。ご近所の神社の総代が25名ほど集まって会計報告やら当番神社の紹介などがあって2時間ほど、私は総代一年生ですが、他の神社では6年もやっておられる方がいました。普段行くことの無い神社に行けたのは良かったのですが、初心者なので緊張していて写真を撮り忘れてしまいました。

 その次の週ももっと大きな地域での総代総会があったのですが、こちらは前から決っていた同窓会とかち合ったので欠席させてもらいました。名前は聞くものの行ったことが無い神社で催されたので行ってみたかったのですが仕方ありません。


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 (同じホテルで催された二次会の様子)

 同窓会は5年振りでした。45歳の時から始まって6回目、ほぼ5年に1回の割でやっている計算です。わりと豆にやっている方だと思います。さすがに6回目となると出席者も少なかったのですが、一人一人とゆっくりお話出来て良かったです。


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 山裾で咲いていたのはヤマアジサイでした。白かったガクが色づいて来ました。

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 麦畑の上を飛ぶアオサギ

 珍しく河川敷にある公園に歩いて行きました。途中、アオサギがいたのでカメラを向けたら飛び立ってしまって後ろ姿です。

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 公園にもヒバリがいました。

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 カワラヒワのつがい、顔の黒い方が雄です。

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 ボケていますが、ホオジロが青虫のご馳走にありついているところです。

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 この鳥の正体が分かりません。ウグイスの声がしていたのでウグイスかなと思いますが、こんなに姿を晒すでしょうか。川原なのでセッカとかコヨシキリかも知れません。

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 公園の草むらにはびこっていたワルナスビです。花はきれいですが、毒性があり野菜や家畜などにも悪影響を与えるそうで、しかもいったん根付くと絶滅させるのが難しいたちの悪い植物だそうです。名付け親はあの牧野富太郎さんです。

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 山に戻って、ノアザミがまだたくさん咲いていました。花のひとつひとつは小さくなって、そろそろ終わりを迎えるのではないでしょうか。



 ずっとこのジャケットが気になっていましたがレコードは持っていません。あまり流通していないそうなので目につかなかったのかも知れません。最近復刻盤が出ているとか。

 DAVE PIKE、ドラム、バイブの奏者です。このアルバムではバイブを弾いています。オーネット・コールマンとも共演しているそうでアバンギャルドな演奏家かと思いましたが、このアルバムはスタンダード中心で聞きやすいです。曲はIn a Sentimental Moodです。



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いちご [日々]

 今日のタイトルは、「イチゴ」にするか「ノアザミ」にするか迷いました。NHK朝ドラ「らんまん」、今週は「ノアザミ」の章です。

 だからというわけでもないのですが、今年はノアザミよく目につきます。しかも咲き出してからずいぶんなるのにまだたくさん咲いています。

 仕事を辞めて毎日散歩するようになったので、よく目につくようになっただけで毎年これくらいは咲いているのか、今年は特別たくさん咲いているのか分かりません。

 エゴノキやウワミズザクラにしても、例年見ていますが毎日ではなかったので、今年が特別多いのかどうかが比較が出来ません。


 イチゴの話です。

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 林道で見つけたキイチゴの実。

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 こちらは我が家の畑のイチゴです。実はヘビイチゴやキイチゴよりは大きいですが、お店にあるのと比べるとかなり小さくなります。作り始めたのはもう10年以上前です。

 600gの極小未熟児で生まれた姪に食べさせたくて始めました。姪は今は、高校生になって某ファーストフード店でアルバイトするまで成長しました。

 長い入院生活から普通に生活できるようになり、我が家に来るようになったのは2歳か3歳頃だったと思います。小さい子は皆そうかも知れませんが、彼女もイチゴが好きでした。

 大阪に住んでいたのでなかなかイチゴの実がなる時期に来れませんでした。一度ゴールデンウィークに来た時、姪の母親がイチゴの実が成っている姿を見て、こんな風に成るのと感動していました。ただ、このとき姪は何かで機嫌を損ねてしまい、イチゴを食べないで帰ってしまいました。

 結局イチゴは姪の口に入ることはありませんでした。その後娘に子供が出来、その子がイチゴを食べられるようになったとき、畑で採ってきたイチゴを冷やして食べさした記憶があります。

 何年か前、イチゴの実は成るのですが、さぁ採ろうと思う頃になると、へただけ残っていて実がきれいさっぱりなくなっていることが続きました。2年続けてそんなことがあって、以来イチゴを作るのをやめてしまいました。

 息子の孫は無類のイチゴ好きです。2歳の頃だったか家に遊びに来たとき、イチゴないのと催促されて近くのスーパーまで買いに行きました。まだ2月か3月の頃だったと思います。

 この孫に食べさせたくて、数年ぶりにイチゴ作りを再開しました。去年の秋から植えて冬を越し、ゴールデンウィークの頃には食べられるまでなっていましたが、やはり今年も実を齧られているあとがありました。すぐに蟻よけを設置したら被害が減りました。

 2.3週間前だったでしょうか。息子の孫が遊びに来ました。もうイチゴの峠は過ぎていましたが実が成っているのを確認していたので「畑にイチゴがあるよ、食べるか」と言うと、「僕、イチゴ大好きやねん」と言って畑に走って行きました。

 二つほど小さな実が赤くなっていました。孫はイチゴを見ると躊躇なくもぎ取りました。そして真っ赤に熟した一つを、きれいにへたを取って口に放り込みました。

 孫は何度かイチゴ狩りを体験しています。それでなくても売られているイチゴに比べて我が家のイチゴは小さいし、味もまちまちです。小さいとかまずいと言われはしないかと心配しました。

 畑から出てきた孫はにこにこしていました。おいしかったかと聞くと「うん、おいしかった」と笑顔で返してきたのでほっとしました。

 でももう一粒、ややオレンジがかった方のイチゴは私に預けたままでした。3歳と9ヶ月、小さいと思っていても子供なりに気を遣っているのでしょうか。

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 ノイバラ

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 ムラサキツユクサ? ツユクサは自然生えですがこちらは栽培種でしょうか。

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 キキョウソウ

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 林道を行くと谷一面、ウラジロが芽吹いていました。自然が織りなす抽象の世界です。

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 梅雨なのに秋の風情、チヤガが風に靡いていました。

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 山の入り口で見つけました。アジサイの仲間と思いますが名前が分かりません。

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 久し振りの野鳥はヒバリです。田んぼに大きな麦畑があるのに雑草しかない我が家の裏に来て餌を啄んでいました。

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 何度もシャッターを切っていると気づいたのか少しにらんでいました。そして、いきなりこちらに向かって飛んできたので驚きました。慌てて身をかわすと、ヒバリはずっと左上空をかすめるように飛んでいきました。


 今日のジャズは雨にちなんでCome Rain Or Come Shineです。いろんな人が歌ったり演奏したりしているジャズズタンダードです。邦題「降っても晴れても」は、どんなときでもあなたが好きですよ、と言う意味だそうです。


 意味はともかくペギー・リーの気怠い歌い方は梅雨にマッチしているように思いました。


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爪切り [日々]

 気候が順当でないことは毎度のことながら、この5月も後半から夏のような暑い日があったかと思うと、片付けた上着をまた取り出す肌寒い日もあったりして、気温の乱高下が激しいです。そうこうするうち5月も下旬、新緑が気持ち良かった季節も過ぎて行こうとしています。

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 (自然の花壇です。シロツメクサ、ピンクの花はユウゲショウ、後ろでとんがっているのはイタチハギ?)

 鳥の撮影が若葉に覆われて思うように出来なくなって来たので、最近は上ではなく下を向いて道ばたの花などを撮って歩いています。ドクダミやユウゲショウなど夏の花が咲き出して来ました。休耕地はシロツメクサで覆われ始めています。


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 (ご近所の軒先のマーガレットとドクダミ)

 朝のNHK連続テレビ小説「らんまん」、今週は「シロツメクサ」の週でした。主人公万太郎と竹雄が十徳長屋に引っ越してきた時は「ドクダミ」の週だったと思います。

 植物学者、牧野富太郎の生涯を元に描かれている「らんまん」、じわじわと視聴率も上がって来ているそうです。名をなした人の物語なので、朝の視聴者に安心感を与えるなどの理由で、この手の作品は成功するらしいです。

 最近では日本のウイスキー作りに励んだ「マッサン」、インスタントラーメンの生みの親安藤百福さんの「まんぷく」、作曲家古関裕而さんを描いた「エール」などがそうです。

 野の花を調べたりしていると必ず名前が出てくる牧野富太郎さんの名前、どんな方でどんな生涯を送られた人か知らなかったので、けっこう楽しみに見ています。当然ながら作中に馴染みの花が出てきますし、週の章立てが野草の名前というのもいいです。

 主題歌、あいみょんさんの「愛の花」も親近感を感じる歌声でこのドラマにぴったりな気がします。毎日聞いても飽きませんし邪魔になりません。

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 (エゴノキの花、満開の時期は過ぎて、林道に白い花がうっすら積もるように落ちています)

 モデルになった牧野富太郎さん、やはりドラマの主人公のように少しお茶目なところがあった方なのでしょうか。野草の名前に凄い名を付けているのがあります。

 ヘクソカズラ、オオイヌノフグリ、ママコノシリヌグイ、ハキダメギクなどが有名です。全部牧野富太郎さんが名付けたと思っていたのですが、ヘクソカズラなど一部は違うようです。

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 数ヶ月前のことです。爪が伸びていました。あれっ、この間切ったばかりじゃなかったかと思いました。でも伸びています。ま、爪が早く伸びるのは健康な証拠と言うからいいかと思い、爪切りを出して爪を切りました。


 左手の爪を切り終わって、今度は右手の爪を切ろうとしたらなんとこちらは爪が伸びていません。と言うことは、やはり最近切ったのは間違いではなく、その時右手だけしか切っていなかったようです。

 最近切ったと言っても、2週間ほどは経っていたと思います。その間、気づかなかったとは暢気なものです。片方だけ切って、もう片方の手の爪を切り忘れるなんてあるのだろうかと一人苦笑い。

 ところがまだありました。翌朝、ふと爪を切った左手を見てみると、なんと左手の人差し指の爪だけが白く伸びています。合わせて20本の指の爪を切るのにここまで切り忘れするとは、大丈夫なんでしょうか。皆さん、そんなことは無いですよね。

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 (双子のように並んだユウゲショウ)


 最近、オーディオシステムを久しぶりに弄って、レコードを聞きやすい形に変えました。たくさんあるレコード、でもどうしても若い頃買った聞き慣れたものを選びがちです。

 その中から今日は、アート・ペッパー・ミーツ・ザ・リズムセクションからYou'd Be So Nice Come Home Toです。


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