冬の凪ぎ [野鳥]

朝の空気が冷えて霜が降りるような日は、お天気が良いのが常です。里の方ではもう溶けている霜も山裾ではようやく朝日を浴びて蒸気となって立ち上がっていました。
年末から年始にかけて厳しかった寒さも、なぜか大寒の頃から3月並の暖かさ、今はほんの少し冬の厳しさが凪いでいるところなのでしょうか。
妻と歩く散歩も早朝は寒いので暖かい時間帯にすることにしました。その分、朝の時間が取れるようになって、思い出したようにカメラを持ちだしました。
1月の12日頃からの10日間で出会った鳥たちです。
久し振りにカメラを持って鳥を探しに行った日、そんなにうまく行くわけがなくて空振り気分の帰り道、坂道をとぼとぼ下っていたら、地蔵堂の脇でジョウビタキのメスが待っていてくれました。メスは今シーズン初めての出会いです。
この日はこの一枚だけでしたが、お気に入りの一枚が撮れた気がして嬉しくなりました。次のブログはこれだけでもいいかななどと思いながら、また続けてカメラを持って歩きました。
ビンズイ、いつも夕方小さな群れで地面で餌を漁っています。暗すぎて上手く撮れなかったのが、この日は朝の光の中で撮ることが出来ました。
ホオジロです。枝の上でじっと鳴いている事が多いのでいつもこのような写真になってしまいます。
メジロと一緒にハンの木でエナガが群れていました。木の周りで小さな囀りが賑やかにしているのですぐ分かります。年中いる鳥ですが葉が落ちた冬の方が撮りやすいです。
エナガと一緒にいるとメジロが大きく見えるくらい小さい鳥です。ちょこまかと枝から枝へと動き回って少しもじっとしていません。北海道でしか見られないシマエナガはこの鳥の亜種、本家も負けずに可愛いと思います。
今年何度か出会っているジョウビタキのオスがお隣の栗の木の下でしばらく遊んでくれました。それから数日後、お隣のご主人とお喋りしていたらそのすぐそばのネットに彼がいたので驚きました。人なつっこいのは知ってましたが、かなりの至近距離でした。
メジロ、鮮やかなウグイス色のロケットみたいです。
その近くにいたコゲラは日本で一番小さいキツツキです。
他にシロハラとモズにも出会いましたが遠すぎたり暗すぎたりでうまく撮れませんでした。どの鳥たちもこの山里のこの時期、おなじみの顔ぶれです。でもひさしぶりだったせいか今年も会えて嬉しかったです。
お正月は滋賀から始まる伊勢神楽の獅子舞の角付け、もう一月も下旬ですが私たちのところではおなじみの一月の風物です。例年だと雪が舞うような寒い日が多いのに今年は暖かな日差しの中でした。
鳥と遊ぶ [野鳥]
ホオジロ
朝、カメラを持って外へ出ると、毎日この木の上で囀っています。縄張りを主張しているのでしょうね。去年の冬はあちこちでホオジロの鳴き声を聞いたり姿を見たりしましたが、今年の冬は久しぶりです。
今年は赤い実がいつまでも残っているように、野鳥たちの姿を見かけない日が続いていました。何時もの散歩コース、林道を歩いても鳥たちの声がさっぱりしません。聞こえるのはウグイスの地鳴きとヒヨドリばかりです。
立春が過ぎて寒さが厳しくなってきたここしばらく、ようやく鳥たちの動きが活発になってきたように思います。見かけるのはいつもの鳥たちですが、それでも嬉しくてカメラを持って追いかけています。
モズのメスだと思います。この鳥とジョウビタキは里まわりにもよく姿を見せるのに、今シーズンは縄張りの主張に忙しかった秋の頃だけで、その後はすっかり姿を見せなくなっていました。
杉の木に止まっているのはカワラヒワです。名前のごとく河原にもいますが山里にもいます。キリリ、キリリと鳴く声は見かけより可愛いです。写真を撮ったのは久しぶり、鳥たちの分布、変わってきているのでしょうか。
去年の冬よく見かけたビンズイ、ようやく家の裏やお寺の庭に姿を見せるようになりました。臆病なのか、なかなか日向には姿を現しません。茂みの間から餌をあさりに出てきて影になった地面を突っついています。人が近づくとさっとまた茂みの中に姿を隠します。
カルガモ 冬になると近所のため池にいつも番でいます。写真の上の方は少し凍っているようです。池が全面凍ってしまう日は当然姿を見せません。
ハゼの実の間にいるのはエナガです。いま北海道で大人気のシマエナガはこの鳥の亜種です。シマエナガのぬいぐるみを集めている小学5年生の孫娘にエナガの写真を見せると、シマエナガのほうが可愛いと言います。
メジロ、何の実を咥えているのでしょうか。仕草が面白くてこの写真を選びましたが、メジロのきれいな色が出ていませんね。エナガ、シジュウカラ、ヤマガラなどと混じって木から木へと忙しく動き回っています。
コゲラは暗い森の中にいることが多いです。コツコツと木を突っつく音や小柄なからだのわりに大きな声でギーッと鳴くので存在がわかりやすいです。
ヤマガラは年中いる鳥です。地鳴きは濁ってあまり可愛くありませんが特徴的でわかりやすいです。回りに撮る鳥がいないときは、よくこの鳥を追っかけたりしています。
シジュウカラもヤマガラとよく一緒にいます。囀りは色んなパターンがあるようで可愛く美しいこともあります。家の庭木にまで遠征してくることもあります。このときは神社の境内の桜で盛んに囀っていました。
モクレンの木に止まっているのはジョウビタキのメスです。私のカメラでは少し遠かったです。一緒にルリビタキのメスもいましたが、枝被りが酷くてアップできません。
小さい鳥たちは、鳴き声も小さく細切れでちょこまかと忙しなく動き回りじっとしていません。捉えたと思ってもあとで見ると、混み合った木々の間でボケていたり、枝が邪魔して顔が写っていなかったりします。
連写で撮るので可愛い仕草のものもあるのですが、鳥の写真としては顔が写っていなかったり暗かったりしてお出しできません。
この調子では、今年もルリビタキやウソは撮れそうもありません。いないわけではなく、いるところに行けば撮れるのでしょうが、頑固に地元だけを歩いているので撮れる鳥の種類も限られてきます。
そう言えば、冬の間茂みの中で姿を隠して地鳴きを続けていたウグイスが、まだ声は小さいけれどホーホケキョと鳴き始めました。散歩仲間とすれ違うとき、ウグイスの初鳴きが話題になります。今年はやっぱり早いなぁと言い合っています。
明日は、地元の鳥仲間にヒレンジャクがいるところを教えてもらったので、珍しく遠征してみようかと思っています。ヒレンジャク、図鑑でしか見たことがありません。果たしてうまく撮れるでしょうか。
今日のジャズは、鳥にちなんでチャーリー・パーカーです。彼ががなぜBARDと呼ばれたのか、諸説あるそうです。彼の演奏が「羽ばたく鳥のように自由で華麗だった」というのはいかにももっともそうですが、たんにチキン好きだったとかヤードバードと呼ばれたのが変化したとか、ほぼ伝説で真相はわかりません。彼の演奏だけが今も残っています。
蝋梅と尉鶲 [野鳥]

今冬初めての雪が降りました。地面の所々が見えるような積雪とも言えない降雪でした。もっと雪の多い被災地、能登の人たちにとっては無情の雪でした。同じ日本海側、友人の住む小樽でも記録的な積雪になったようです。
正月ももう12日、学校も始まって世の中は通常生活に戻っています。私は3日に神社の祭礼を務めました。正月の祭礼と厄除け者たちの祭礼があり、今年は暖かい方だったのですが、終わったあとは少し疲れを感じました。
その後は、のんびりと本を読んだりu-nextで30日間無料トライアルに登録して「男はつらいよ」を連続して見ています。あんまり続けて見ているもので、頭の中ではいつも寅さんの歌う主題歌が鳴っています。
奮闘努力の甲斐もなく
今日も涙の
今日も涙の日が落ちる
日が落ちる
散歩はほぼ毎日しています。まだシーズンが本格化していないのか鳥の姿やさえずりが少ないです。聞こえるのはヒヨドリの鳴き声ばかりです。

今の季節、歩いているとサザンカの花とナンテンなどの赤が目立ちます。とくに今年はナンテンやセンリョウ、マンリョウなどの赤い実が豊富に思えます。我が家のナンテンもいつもなら年内で実が鳥に食べられて無くなるのに今年はまだたくさん残っています。
雪が降った次の朝はお天気は良かったのですが寒かったです。散歩に出ると神社の参道でメジロ、ヤマガラ、シジュウカラがにぎやかに迎えてくれました。久しぶりのことでした。他の場所でもコゲラやキセキレイも見かけましたが残念なことに望遠レンズを持っていませんでした。
それからまた2日ほどは鳥を見かけない日に戻りました。今朝も諦めて近所のロウバイが少し蕾を開きかけてきたので、晴れるのを待って写真を撮りに行きました。
それからいつものコースを歩いたのですが、今日もヒヨドリの鳴き声と姿の見えないウグイスの地鳴きが確認できただけでした。
ほとんど手ぶらで家の近くまで戻ってきたとき、ご近所の梅林の奥で数羽の鳥影が見えたので枝の間を探していると、カタカタという音とともにジョウビタキの羽の白い斑点が見えました。
そこからでは遠すぎるのと枝が邪魔してうまく撮れません。ところがこの鳥は不思議です。ほとんどの鳥は人影を見るとさっと樹陰に隠れるのに、カメラを構えている私の方にどんどん近づいて来てくれます。
何枚か撮ったあと彼は大きく飛び立ちました。その方向を見やるとなんと行きがけに撮ったロウバイの木の近くの枯れ枝に止まりました。
そのままロウバイをバックに撮っていましたが、さらにサービスしてロウバイの木の枝に止まってしばらくポーズを取ってくれました。

冬のはじめに、家の車のサイドミラーに止まっていたジョウビタキもその後すっかり姿を見せなくなって、久しぶりに間近で接することが出来ました。以前見たときよりずいぶん丸くなっている気がします。
去年の冬、あれだけいたホオジロやビンズイも今年はあまり見かけません。冬鳥の季節はこれからでしょうか。

今夜のジャズはモダンジャズカルテット、MJQです。曲は「4月の思い出」です。4月の思い出を思い出すのにふさわしい季節は夏でしょうか。それとも秋。今は冬、4月が巡ってくるのはもう少し先ですが、ともかく聞いてみることにしましょう。
散歩はほぼ毎日しています。まだシーズンが本格化していないのか鳥の姿やさえずりが少ないです。聞こえるのはヒヨドリの鳴き声ばかりです。

今の季節、歩いているとサザンカの花とナンテンなどの赤が目立ちます。とくに今年はナンテンやセンリョウ、マンリョウなどの赤い実が豊富に思えます。我が家のナンテンもいつもなら年内で実が鳥に食べられて無くなるのに今年はまだたくさん残っています。
雪が降った次の朝はお天気は良かったのですが寒かったです。散歩に出ると神社の参道でメジロ、ヤマガラ、シジュウカラがにぎやかに迎えてくれました。久しぶりのことでした。他の場所でもコゲラやキセキレイも見かけましたが残念なことに望遠レンズを持っていませんでした。
それからまた2日ほどは鳥を見かけない日に戻りました。今朝も諦めて近所のロウバイが少し蕾を開きかけてきたので、晴れるのを待って写真を撮りに行きました。
それからいつものコースを歩いたのですが、今日もヒヨドリの鳴き声と姿の見えないウグイスの地鳴きが確認できただけでした。
ほとんど手ぶらで家の近くまで戻ってきたとき、ご近所の梅林の奥で数羽の鳥影が見えたので枝の間を探していると、カタカタという音とともにジョウビタキの羽の白い斑点が見えました。
そこからでは遠すぎるのと枝が邪魔してうまく撮れません。ところがこの鳥は不思議です。ほとんどの鳥は人影を見るとさっと樹陰に隠れるのに、カメラを構えている私の方にどんどん近づいて来てくれます。
何枚か撮ったあと彼は大きく飛び立ちました。その方向を見やるとなんと行きがけに撮ったロウバイの木の近くの枯れ枝に止まりました。
そのままロウバイをバックに撮っていましたが、さらにサービスしてロウバイの木の枝に止まってしばらくポーズを取ってくれました。
冬のはじめに、家の車のサイドミラーに止まっていたジョウビタキもその後すっかり姿を見せなくなって、久しぶりに間近で接することが出来ました。以前見たときよりずいぶん丸くなっている気がします。
去年の冬、あれだけいたホオジロやビンズイも今年はあまり見かけません。冬鳥の季節はこれからでしょうか。
今夜のジャズはモダンジャズカルテット、MJQです。曲は「4月の思い出」です。4月の思い出を思い出すのにふさわしい季節は夏でしょうか。それとも秋。今は冬、4月が巡ってくるのはもう少し先ですが、ともかく聞いてみることにしましょう。
いたずら [野鳥]
この秋も暖かい日が多かったので紅葉は遅れている気がします。
さすがに11月も半ば過ぎて寒い日が増えてきました。寒さや寒暖差は老体に堪えるのか、少し体調を崩しました。と言っても一晩(約12時間)眠って、二晩目(8時間)も眠ったら、もうスッキリしました。それにしても体調が悪いと眠れるものですね。


ある日のこと、離れ屋と物置の間に駐車している自家用車のドアミラーが両方とも汚れていました。赤い色をしていますが鳥の糞のようです。先日もリアゲートに赤い汚れがべったりついていて拭いたところです。
拭ってはまたつけられたりの日が何日か続いたある朝、部屋で音楽もテレビもかけないで大人しくしていると、窓外に止めている自家用車の方でカタコト音がしました。
いました。犯人はジョウビタキでした。糞が赤いのはナンテンの実のせいではないかと妻は言います。そういえば我が家のナンテンもずいぶん実が減っています。
困ったことになったと思っていたのですが、それから暖かい日が続くことがあって、毎日我が家とお隣の庭に来ていたジョウビタキとモズ、姿はおろか鳴き声も聞こえなくなってしまいました。
用水路にアオサギとチュウサギでしょうか。他の写真を見ると冬羽のチュウサギに見えます。アオサギは一点を見つめたまま動きませんが、チュウサギはせわしなく水中を漁っていました。
キセキレイ。一時期全然出会えなかったのは私の観察不足、去年仕事辞めてからよく歩くようになったので出会う機会が増えてきました。
私が鳥の写真を撮っているのを知っておられるご近所の奥さんに質問されました。普通のセキレイの体の一部が赤いセキレイは何というの、とおっしゃいます。
赤いセキレイ?聞いたことがありません。ひょっとしたら赤と黄の色違いでキセキレイのことではないかと思うのですが、まだ確かめる機会がありません。
頬が黒いのにホオジロと呼ばれています。
こちらこそ頬が白いのに名前はシジュウカラです。
久しぶりにカワセミに出会えました。去年出会ったところと同じ場所です。足元に濁った水たまりがありますがカワセミは飛び込みません。
せめて飛ぶ姿を撮りたかったのですがうまくいきませんでした。カワセミが翼を広げて、飛んでいく後ろ姿に陽の光が当たると、本当にきれいなエメラルド色に輝きます。
さえずりが聞こえたので目を転ずるとモズがいました。カワセミを見たあとのせいかすごく大きく見えました。大きさはわずかしか違わないのに不思議です。このモズはメスですね。
もう晩秋になるのでしょうか、それとも初冬になるのでしょうか。去年はエリック・プラクトンの「枯葉」をアップしたように思います。今日はど真ん中直球、キャノンボール・アダレイとマイルス・デイビスのAutumn Leavesです。
ジョウビタキが来た [野鳥]
散歩に出ようとした朝、聞きなれた鳴き声がしたと思ったらジョウビタキが今シーズン初めて来ていました。思ったより訪れが早いと感じたのは、残暑が長かったからかもしれません。
写真では二羽しか撮れていませんが、珍しく三羽もいました。複数でいるのは見たことがなくいつもロンリーなジョウビタキ、まだ縄張りが決まっていないのでしょうか。
そのうちの一羽が梅の木に逃げたところです。
氏神さまの参道に向かいました。ジョウビタキの相手をしていたので少し遅くなって、登校中の子供たち、幼稚園や小学校の送迎車が行きかうにぎやかな時間帯にぶつかりました。

ここだけ紅葉が始まっています。
氏神様にお参りしていつもは林道に向かうのですが、この日はコースを変えて久しぶりに天井川の堤防沿いを歩きました。
カワセミを見たという人がいたので以前出会ったところへ行きました。しかし、いたのはホオジロだけでした。年中いる鳥ですが、写真で撮るのは今シーズン初めてです。

8時過ぎの空です。
刈り入れが終わった田んぼにケリがいました。飛ばないときは地味な鳥ですが、飛ぶと羽根と体の白いところが際立ちます。
集団でどこかへ飛んでいきました。
たんぼの畔に咲いていた野菊、ノコンギクと区別付きにくいですがヨメナと思ってます。
それまで携帯電話のカメラでしたが、望遠付きコンデジを買って初めて撮ったのがこの花でした。カメラ生活の初め、もう20年近く前の9月の朝でした。この花を見るとその時のことを思い出します。
さえずりからヒバリだと思います。

豆畑が広がっています。時々行くブログで豆畑でノビタキに出会っている写真があったので、私も探してみましたが見つかりませんでした。
畔にヒバリがいました。幼鳥ではないかと思います。
家に戻ってくると
電線にジョウビタキとスズメ、珍しい組み合わせです。出かける時三羽いたと思ったうちの一羽はスズメだったかもしれません。
こうしてみると、同じくらいの大きさと思っていたジョウビタキ、スズメより大きいですね。この後、スズメはジョウビタキの後を追っていきました。
少し時間をおいて、ジョウビタキがお隣の庭に来てくれました。
何度もシャッターを切るチャンスはあったのに、あまり気に入った写真は撮れませんでした。
1930年の10月30日はクリフォード・ブラウンの誕生日です。気づいたのですが母と同じ歳、日も40日ほどしか違いません。生きていたら94歳です。
敬愛するジャズミュージシャンの生誕を調べていると、私の両親と歳があまり違わないことに気づいて驚くことがあります。あのマイルス・デイビスも父と同じ年でした。
クリフォード・ブラウンは1956年の6月26日に交通事故で亡くなりました。25歳の若さでした。多くのジャズミュージシャンが彼の死を悼みました。
I Remember Cliffordは彼を哀悼してベニー・ゴルソンが作曲しました。スタン・ゲッツがこの曲を演奏しているのを知りませんでした。 秋の夜に聞くと沁みます。
梅雨さなか [野鳥]
林道の入り口、坂道の小さな橋を渡ったところにネムノキの花が咲いているのを見つけました。今まで気づかなかったのは、今ほど頻繁にこの林道を通っていなかったからだと思います。
他の方のブログで拝見したネジバナもあちこちの草むらで見られるようになりました。この季節、蒸し暑いけれどこういう楽しみもありますね。
今年も半分が過ぎて、梅雨も後半、いよいよ暑くなってきました。去年の6月末に仕事を辞めてちょうど一年になります。本当にあっという間のこの一年だった気がします。
去年の今頃は暑さと仕事に行かない日々に戸惑い、自分を持て余していました。せっかく時間はあるのに暑くて何も出来ず、7月8月はしんどかったです。
この白い花はなんだろうと撮りました。調べるとコノテガシワの花のようです。
ナンテンの花に蜂が止まっているところを撮ったつもりが、ホソヒラアブと言う名のアブだそうです。
散歩道の途中にあるお寺にギボウシが咲いていました。真っ白と思っていましたが、うっすら紫がかって見えます。
お寺の脇の林道を歩いて行くと林の奥にシジュウカラがいました。近くにいたメジロは撮り逃がしてしまいました。
キバシリです。鳴き声もしていたのでコゲラと思って撮ったらこの鳥が写っていました。木を上に向かって走り、木の裏側に回ったりするところコゲラに似ています。留鳥で山にはわりといる鳥だそうです。初めての出会いでした。
この一年、時間が出来たおかげでよくカメラを持って歩くようになったので、おなじみの鳥はもちろん、初めての出会いがいくつかありました。ソウシチョウ、タシギ、ビンズイ、キバシリ、見たことはあるけど撮れていなかったカワセミ、久し振りだったオオルリなどです。
今日は金曜日でしかも晴れていますが、Rainにちなんで選んでみました。「雨の日と月曜日は」カーペンターズがあまりにも有名ですが、今日はオランダの歌手アン・バートンです。
祭りの準備 [野鳥]
まだ4月ですが、陽気はもう新緑の5月です。雨上がりの気持ちの良い朝、カメラを持って家を出ました。家の中ではまだ少し寒く感じるのに、しばらく歩くと汗ばんで来ました。
ツバメが電線の上で羽根を繕いながら休んでいました。コシアカツバメです。写真はちょうど電線から飛び立ったところです。休耕地を素早いスピードで低空飛行しているツバメは私の腕では撮れません。
神社の拝殿の屋根の上にキセキレイがいました。朝の光と反射した屋根の光で、色が飛んでしまっています。
足下には蝶もいます。ジャノメチョウ、モンシロ、キチョウ、ベニシジミ、ツツジの花にアゲハチョウも来ていました。
林道を上がっていきます。目的はキビタキ、オオルリ、エゾビタキです。この時期を逃すと秋まで会えません。キビタキは先日見かけましたが、後ろ姿でそうこうするうち逃げられました。
今の時期、山へ上がるとウグイスの鳴き声の間から、いろいろな知らない鳥の囀りが聞こえてきます。いつものシジュウカラやヤマガラ、コゲラ、ヒヨドリの声が小さく聞こえるほどです。鳥を探している者には、胸苦しいような悩ましい季節です。
ウグイスに負けないくらい大きな声の囀りが聞こえます。しかしウグイスと一緒で声はすれども姿が見えません。ひとしきり同じ場所で囀っているので近づけるところまで忍び足で近づいていきます。
若葉が茂りだした林の中、声はするけれどもどこで鳴いているのか姿が見えません。樹木は高く枝葉は無数に重なり合っています。そのうち思わぬ所から小さな鳥影が飛び出し、囀りは林の奥に遠のきました。
先日、キビタキを見かけたところはウグイスの声しかありませんでした。林道をさらに上がっていきました。一カ所、林道が空がひらけたところに差し掛かります。

右手の雑木林は薄くその奥は深い谷になっています。そこでしきりに鳴いている声がありました。美しい囀りです。オオルリかキビタキに違いないと思ってカメラを構えました。しかし、幾ら見ても声のする方には小さな松の木があるだけです。
ウグイスは身体は小さいのに声が大きいので、すぐ手前の木で鳴いているように聞こえます。しかし実際はその奥の繁みで鳴いていることがよくあります。この鳥もそうではないかと思いました。松の木の奥に背の低い灌木がありました。
しばらく待っていたら、思った通り奥の灌木から飛び出してきて手前の松の木に止まりました。オオルリです。ただ下から見上げて撮っているので、白いお腹ばかり写って名前由来の瑠璃色の羽根が見えません。
この写真で少しだけ背中の羽根が見えています。オオルリに会えたのはまだ二度目でしかも久しぶりです。全身像を撮れなかったのは残念ですが、とりあえず会えることは出来ました。

その後、キビタキ、エゾビタキを探して隣の区まで足を伸ばしましたが見つかりませんでした。4時間弱、8キロあまり歩いて家に帰ると足が痺れていました。
おまけ
帰りの道で、シジュウカラがカーブミラーに映る自分と遊んでいました。

5月1日は地元のお祭りです。今年は4年振りに神輿巡行があります。子供神輿、50年振りに修復されて綺麗になって帰ってきました。
今年から神社総代です。4年振りの神輿渡御、総代3人とも経験がないので少しあたふたしています。暖かくなって来て、畑、草刈、営農と忙しくなってきました。ブログ、また以前のように隔週更新に戻すことにします。皆さんのところへお尋ねするのも少し遅れるかも知れませんがよろしくお願いします。
祭りはCarnivalと思ったらFestivalだそうです。Carnivalは謝肉祭だそうです。Festivalのジャズもあるかも知れませんが、ここは無理やりCarnivalで通すことにします。
黒いオルフェの主題歌、「カーニバルの朝」です。演奏はデクスター・ゴードン。
コゲラ [野鳥]
新年度に入ってもう一週間が経ちました。今までのんびりしていたせいか、あちこち一気に忙しくなって来た気がしています。
今日は一日雨降りでした。朝から孫の保育園入園式がありお祝いを持って行ってきました。3歳と1歳、同じ園に一緒には入れなかったので、それぞれの入園式の間、留守番を兼ねて子守をしていました。
入園式のあった午前中も雨でしたが、昼からはかなり強い降りでした。桜もすでに大方散っていますが、この雨でもう跡形もなくなっていると思います。
3月半ばのある暖かい日、いつもは山や雑木林にいるコゲラが数羽、里に下りて無心で木をつついていました。
広場の周りの木、朝の明るい光を浴びたところでもコゲラたちは餌を取るのに夢中でカメラを構えても気にならないようでした。おかげで明るい光の下でゆっくり写真を撮ることが出来ました。
冬鳥がいなくなる3月半ば頃からカメラを持って歩くことが減りました。桜や春の花を撮るだけで、それもスマートフォンのカメラで済ますことが増えてしまいました。
ずっと前に中古で買ったズームレンズ、黴がひどかったので修理してもらったのですが、戻ってきて撮って見るとこれが期待外れでした。それだけではないのでしょうが、ちょっと意欲を削がれた気分です。
4.5月は夏鳥の渡り鳥が来る季節だそうです。しかし、毎年これから夏秋ににかけてめっきり撮れなくなってしまいます。畑や田んぼ、草刈などが忙しくなってくるからだと思います。今年は久し振りにキビタキやオオルリに会いたいと思っていますが、さてどうなるでしょう。
April In Parisもジャズのスタンダードナンバーで、多くの人が演奏しています。今夜は珍しくチャーリー・パーカーにしてみました。「チャーリー・パーカー・ウイズ・ストリングス」のアルバムに納められた一曲、天才バードの伸びやかなアルトサックスがいいですね。
青空を待って [野鳥]

氏神様にかかる石橋の上に、雪をまとったモミジの枝が低く垂れていました。その雪の枝の間から拝殿を撮って見ました。
先月25日積もった雪がようやく溶け出した31日、また積雪がありました。今度は以前より少なくて5センチほどだったと思います。少しうんざりですが、雪質も柔らかくて思ったより早く溶け出しています。

寒椿が落ちて、白い雪の上で咲いているようです。さすがに花びらはドライフラワーのように赤色が褪せて見えます。
ここからは雪が降る前の話です。今年は鳥の姿がいつもより少なく感じていました。しばらくは暖冬気味だったのでそのせい、それとも県内でも感染が確認された鳥インフルエンザのせいかと思っていました。
お寺の横の坂道を歩いている途中でした。目の前で何やら揺らぎました。私は飛蚊症なのでそのせいかと思いましたが、色が緑っぽいです。よく見ると正面の木の枝にメジロがいました。メジロさえ久しぶりに思えました。
少し暗くてボケています。ホオジロと思っていましたがカシラダカでした。絶滅危惧種だそうです。鳥の写真を撮り始めた頃、撮ったらこの鳥ばかりだったことがありましたが、最近あまり出会いがなくて久しぶりでした。
雑木林の上空でカラスとおっかけっこしていました。カラスはどこかに飛び去り、この鳥が遠くの木の上に止まったので、撮って見ましたが遠すぎて分かりません。お腹の模様を見るとホトトギス、カッコウ、ツツドリですが季節が合いません。ひよっとすると猛禽類の仲間かも知れません。
雪が降る前、22日の事です。カメラを持って散歩をしていました。その日も全然鳥の写真が撮れなくて、がっかりしながら帰り道どっちのコースから帰ろうかと思案しつつ、だらだらと天井川の堤防を下っていきました。
普段めったに行かない下流まで歩きました。水のない川なのですが、こんな所に水たまりがあると思ってのぞき込んでいると、ちょっと賑やかな鳴き声がしたと思ったら目の前の枯れ草に青い鳥が止まりました。
なんとカワセミでした。やっと会えたと思いました。今まで何度か出会い、かすかに写真を撮ったことがありますが、きちんと撮れた事がありません。とりあえず、夢中でシャッターを押しまくりました。
最初に撮ったカワセミは、しばらくするとどこかへ飛んでいってしまいました。しかし、そのカワセミの写真を撮っている時も、どこかでカワセミの鳴き声がしていると思っていたら、数メーター下流にもう一羽カワセミがいました。
しかし、このカワセミ動きません。じっと考え込むようにうなだれています。青い背を靡かせてひらひらと飛んでいく姿ばかり見かけていたので、カワセミってこんなに動かないものなのかと思いました。
長い間、曲がりなりにも鳥の写真を撮っているのにカワセミの写真を撮ったことが無いなんてといつも思っていました。これでやっと鳥撮り人の仲間入りが出来た気がします。

少し面はゆい気がしますが、地元の広報に依頼されて鳥の写真と説明文を提供しました。他にもっと上手な方がおられると思ったのですが、依頼されたので仕方ありません。
鳥のデーターがあちこちに散らかっていて集めるのが大変でした。最低でも30種くらいは載せたかったのですが、紙面の都合があり10種に絞り込むのに苦労しました。
説明文でコゲラを日本で一番小さいキツツキと入れ忘れたこと、モズの写真がバックの色と重なって分かりずらかったこと、そして、ウグイスとカワセミを載せられなかったことが残念でした。
連日のどんよりした冬の空、なかなか気温も上がらず気持ちも晴れません。アマゾンプライムで音楽を聞いていたら軽快な歌声が聞こえてきました。Nicole Henry元気で明るい歌い方です。曲は、待ちわびているBlue Skiesです。
エナガも可愛い [野鳥]
昨夜から明け方にかけて少し雪が降りました。雪が降って山が白くなると、普段は遠くて気にならない周囲の山々がぐっと近づいて見えます。上の写真、あいにく雲がかかっていました。
お正月も過ぎて世間は平日モードに入りました。今年のお正月は、弟一家帰省せず、娘一家はコロナに罹って来れませんでした。
結局12月に孫の入院や息子の骨折があった息子一家だけが、ようやく平穏を取り戻して2日にやってきました。去年の正月は我が家始まって以来の大人数だったのに、今年は静かな正月になりました。
毎日が休みの私たち夫婦にとっては正月も平日もあまり変わりがありません。田舎の行事もコロナ禍で中止が多くて、2日以外はいつもと変わらない日々がたんたんと過ぎていきました。
私はいつも通り毎朝と毎夕の散歩、ラジオ体操、最近は体力の衰えを痛感して、腕立て伏せにスクワットも加えて鍛え直してます。
その成果が出てきたのかどうか、正月に息子一家と氏神様にお参りした折、一歳の孫が寝てしまい息子の嫁に代わって坂になった参道を抱いて上がりましたが平気でした。つい一月前は、数分抱いただけで音を上げていたのに。

正月明けの腹ごなしに、スコップで畑の畝を起こしています。あまり一時にやり過ぎると腰に来ますので、一本ずつゆっくりして行くつもりです。冬はまだまだ続きます。

畑のハクサイの上にも昨夜の雪が少し残っていました。こうしてハクサイは寒さに耐えて甘味を増していくのでしょうね。
エナガです。集団でジュジュ、ジュジュと賑やかに囀りながら木々を順番に渡ってきます。シャッターチャンスはあるのですが、小さくて枝の間をちょこまか動き回るのでなかなか上手く捉えられません。
NHK「ダーウィンが来た」の特番か何かでシマエナガをやっていました。「雪の妖精」と言うらしいです。真っ白な顔に丸い小さな目と三角の嘴が可愛いくて人気のようです。北海道全土で見ることができるそうです。
里山の林にいつもいるこちらのエナガも十分可愛いですね。
若い頃、クリスマスやお正月になると、直接関係無いけれど、なんとなくクリスマス気分やお正月気分を盛り上げてくれるジャズを聞いていました。今、それが何だったか思い出そうとするのですが思い出せません。なんとなくアート・ファーマー辺りだったと思うのですが。
このアルバムは初めて買ったアート・ファーマーだったと思います。思い出せませんが、とりあえず今日はこの曲です。
このアルバムは初めて買ったアート・ファーマーだったと思います。思い出せませんが、とりあえず今日はこの曲です。