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今年の夏 [地域]

 今日から9月になりましたが今年の夏はまだまだまだ終わりそうにありません。連日の猛暑、京都は猛暑日が37日を超えたそうで、子供たちの夏休みが丸々猛暑日だったのと同じ計算になるそうです。

 当地はそこまでひどくありませんが、それでもこの夏、猛暑日がほぼ一ヶ月になるようです。この猛暑は西日本だけではなく日本全国を覆っています。

 夏は涼しいと憧れる北海道でも8月の半分以上が30度を超え、8月末に猛暑日が続く日さえありました。北海道に住む友人が生まれて初めてのことだと言っていました。

 この猛暑、天気予報では9月中旬近くまで続くそうです。そして南の海上で続々と発生している台風、皮肉なことに太平洋高気圧が強く張り出しているために、日本列島を避けるように逸れています。



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 夏休み中、子供たちのために市内各地で教室が開かれていました。地元の小学生が対象で予約制の自由参加です。私は今年から市のボランティア団体に入れられてしまったので、こういう催しがあるときは声がかかります。

 初めてのことなので何をしていいのかわかりません。最初の30分ほどは自習時間で子供たちは夏休みの宿題などを開いていました。後ろでぼうっとしていても仕方ないので、ほかの方々のようにそっと子供たちの机の周りをまわります。

 難しいことを聞かれたら困るなと思い、出来るだけ小学低学年の子を選び、高学年で算数を開いている子などは避けるようにしていました。

 ボランティアをされている方の中には教師経験者の方もおられて、その方は積極的に子供たちに声をかけておられました。学校の先生や校長先生が途中から顔を出されることもありました。

 いろいろなカリキュラムがあるのですが、この日は折り紙アートの日でした。紙飛行機くらいしか折れない私が教えるのかと思っていたら、楽しい折り紙を教えてくれるのは別のボランティアグループの方々でした。

 皆、年配の女性の方でしたが、正面でグループの紹介やら説明など全般を仕切っていたリーダーさん、どこかで見た人だと思ったら中学の同級生でした。

 彼女も以前は小学校の先生をしていたのですが、退職してから折り紙のボランティアを長い間続けているのだそうです。

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 (ウチワにそれぞれ自分が作った折り紙を貼り付けて、最後にみんなで指導員の方に写真を撮ってもらっていました)

 折り紙は朝顔、恐竜、ペンギン、イルカのテーブルに分かれていました。私は朝顔の葉っぱを折るのを手伝っただけです。根が不器用なのであまりきれいに折れません。

 男の子たちは圧倒的に恐竜に集まっていました。他の子たちは朝顔、イルカ、ペンギンに分散、ペンギンが可愛くて人気がありました。

 賑やかに、時には折り紙ボランティアの方に聞いたりしながら、すぐに覚えてたくさんの折り紙を折っていたのはさすがです。そしてウチワにならべて貼り付けて仕上げです。同じものを折っていても出来映えはそれぞれ個性があって感心させられました。

 この教室は、他にパン作り、習字、抹茶、バルーンアートなどがあり、市内各所学区ごとに何回かに分けて開かれていました。

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 こちらは習字の会場で和室でした。畳の上にシートが敷かれているのは、去年、子供たちが畳に墨をこぼしてしまって、畳が総入れ替えになったからだそうです。ここで習字を書いておくと夏休みの宿題が一つ出来上がることになります。

 パン作りは親と子の参加になるので大盛況だったそうですが、私はお呼びじゃないと参加しませんでした。役員さんや熱心な方はいくつもの会場に顔を出しておられたようですが、私は合計4日の参加でした。

 子供たちとのふれあいは思ったより楽しかったです。とくに最後の日は抹茶、バルーンアートの日でした。抹茶教室は数名のグループに分かれていくので、残った子たちはバルーンアートや風船作りをします。

 普通の風船を膨らませてその表面にビニールテープを何回かまくと、風船がボールのような弾力を持つようになります。あとはバルーン風船でネズミを作ってました。

 風船を膨らませたり、ビニールテープを風船の表面に貼る作業は手伝いが必要で私でも出番が多かったです。とくに子供たちは風船の最後を結ぶのが難しかったようでよく頼まれました。冷房が効いた部屋なのに、気づくと汗をかいてしまっていました。

 朝8時半から11時半までの3時間でしたが、元気で屈託のない子供たちとふれあって、この日一日中私は調子が良かった気がしました。

 私たち市のボランティアの仕事はそんなに忙しいわけではありません。春には公園の花壇づくり、草刈りなどがあり、夏休みは子供教室のお手伝い、9月から年末にかけて今度は自分と同じ世代、お年寄りとのふれあいになります。

 睡眠講座、フレイル講座、椅子ヨガ、リズム体操、脳トレ、お口のトレーニングなどが月ごとに12月まで各地の公民館などで開かれます。企画運営される方がたのご苦労は大変だと思います。私はこの中の一日、地元で開かれるリズム体操で会場の準備や受付などをお手伝いをする予定です。


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 8月の下旬、友人が役員をしている地域での夏祭り、ジャズ演奏があるからおいでというので行ってきました。私たちの地域の夏まつりより場所も広くてにぎやかでした。焼きそばやたこ焼き、かき氷などの屋台、盆踊り、音楽演奏など大々的にやっていました。

 祭りの最後の演目、ジャズ演奏はコンボかと思っていたらまさかのビッグバンドで驚きました。狭いステージに17名の奏者が並んで、久し振りに生のビッグバンドの熱気と音圧を体感しました。



 夏祭りで聞いたビッグバンドのリーダーさんが、自分たちはカウント・ベイシー楽団を主にコピーしているとおっしゃっていました。電子ピアノでしたがピアノの雰囲気、どこか聞いた事があると感じたのはベイシーのコピーだったからかもしれません。ビックバンドですが、独特の味わいがあるベイシーのピアノです。



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見つけたもの [オーディオ]

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 琵琶湖花火大会が話題になっていました。騒ぎをよそに私は今年も地元の花火大会で済ませました。写真の花火、残念ながら一本の電線が横切っています。撮ったのがスマホ、Pixel6aなので消しゴムマジックで消そうとしましたけれど、さすがに花火が不自然になってしまいます。

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 草刈をしていると細い稲の葉にアオガエル君がつかまっていました。そんなつもりは無かったのですが、写真を撮り終えて草刈機に持ち直すとき草刈機の先が稲の葉に触れたらしく、彼はどこかへ飛んで行ってしまいました。

 台風7号、直撃しそうで心配しました。最終的には暴風圏の端っこに引っかかる程度で済みました。雨台風だったらしく、各地で水害をもたらしたりお盆の交通機関に影響を与えました。

 我が家は物置の波板が風に煽られてバタンバタン音を立てていました。翌朝畑に行って見ると、心配していたトマトとキュウリの囲いが崩れていました。

 緊急的に治しましたが、中玉トマトの木が一本、根元から折れていました。トマトの実も割れてキュウリも傷んでいました。被害とも言えない自然のいたずらですね。


 今は子供たちは夏休み中です。娘に頼まれて小学生の孫たちをスイミングスクール送っていきました。水泳のあと新しくできたゲームセンターへ行きたいと言うので連れて行きました。

 広くて明るい店内は、音楽や機械音、子供たちの声であふれていました。ゲームセンターと言ってもほとんどがクレーンゲーム、UFOキャッチャーでした。

 100円で遊ぶものがほとんどですが、中には30円で遊べるものもありました。この手のゲーム、一回のチャレンジの値段は安いですがほとんど一回では済みません。

 幾らつぎ込んだのか知りませんが、二人とも希望の景品を取ることが出来たらしくご機嫌でした。彼らがクレーンゲームで遊んでいる間、私は併設されているカプセルトイのコーナーを見ていました。

 カプセルトイ、通称ガチャとかガチャガチャとか言われています。昔は子供向けでしたが今はいろいろなのがあるんですね。アニメなどのキャラクターなどはもちろん、昭和レトロの電気製品や家具、最近あまり見かけなくなった公衆電話機のミニチュアなど大人が見ていても飽きません。

 何かひとつ買ってみたいと思うものがないかカプセルトイの並んだコーナーを一つ一つ見て歩いて、見つけました。こちらはあたり外れのない500円ちょっきり、近くの両替機で100円玉に崩して投入しました。

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 こちらです。

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 中を開けるとこんなのが入っていました。テクニクスのレコードプレーヤー、往年の名器SL-1200です。初代は1972年に発売され改良を重ねてロングセラーになった商品です。

 当時レコードプレーヤーはほとんどが木製のボディだったのにSL-1200はアルミダイキャストのシャーシでダイレクトドライブした。

 1972年発売当初は59,800円したそうです。当時私は初めてのオーディオコンポを組むためにレコードプレーヤーを探していましたが、私の予算をはるかにオーバーしていたので候補に入れることができませんでした。

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 丁寧にレコードジャケットの中にはレコード盤が入っていました。さすがにターンテーブルは回転しませんがアームは動きました。アクリルのカバーはヒンジがついたものではなく、手で被せるだけです。

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 上右の正方形の冊子は説明書です。それを読むとこれは懐かしのSL-1200のミニチュアではなく、SL-1200が誕生して50周年を記念して発売された7色限定の記念モデルSL-1200M7Lのミニチュアだそうです。

 本体はすでに完売、定価は120,000円だったそうです。50年で倍の価格ですから良心的ではないでしょうか。もともとこのレコードプレーヤは、オーディオファンにも人気がありましたが、圧倒的にDJ御用達だった気がします。

 レコードの回転数は普通33回転、45回転、78回転ですが、このプレーヤーは横にスライダーが付いていていて、ピッチを自在に変化させることが出来ました。

 私はてっきり古いモデルのミチュアだと思って買ってしまいました。色は違いますがデザインは昔のものとほとんど変わっていないからです。

 これに続いて、昔のオーディオ名機をカプセルトイでシリーズ化してくれないかなぁと思いました。そうすれば、広がりすぎてやや持て余し気味の我がオーディオ機器を整理して、憧れの名器はミニチュアを並べて楽しめば良いと思ったのです。

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 せっかくなので、サンスイSPーLE8Tの上に置いて飾っています。その右横のスピーカーのミニチュアは中にクッキーが入っていたものです。奥にあるのは初期のウォークマン、これは本物です。

 

 今夜のジャズボーカルはシーネ・エイです。デンマークのジャズボーカリスト兼作曲家です。偶然ですが北欧の歌手が続いています。曲は「サウンド・オブ・ミュージック」、「マイ・フェバリット・シングス」はよく歌われたり演奏されたりしていますが、この曲のジャズボーカルは珍しい気がします。



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よそ夕立 [畑]

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 暑い、と言う言葉しか出てきませんね。おまけにもう2週間以上雨が降っていません。ここ三日ほど夕方になると風が起こり空も雲って遠くに雷鳴が聞こえ、夕立を期待させられるのですが三日とも雨は降らないよそ夕立でした。

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 我が家の畑です。黒い防草シートと黒マルチを敷き詰めているので、強い日差しに照らされてまぶしく反射しています。土は乾ききってかちかちです。

 手前のオクラは今年初めて挑戦した白いオクラです。採る時持つとヌルヌルしているのに湯がくと固くて妻の不評をかっています。

 その奥のキュウリは去年7月末には枯れ上がってしまったのに、今年はまだ青々としています。おかげで毎日キリギリスみたいにキュウリを食べ続けています。

 キュウリの奥にナス、その奥にピーマンやシシトウ、万願寺トウガラシの畝があります。ピーマン、シシトウ、万願寺、煮たり焼いたりおいしいですね。

 ナスの葉は虫に食われてひどい状態です。お隣の畑もそうです。毎年何かしら病気や虫の流行があるようです。それでも豊作とまでは言えませんが適度に採れて食卓を賑わしてくれています。

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 こちらはトマトの畝です。今年は雨よけシートをして、梅雨明け後は日よけも被せました。おかげで今年のトマト、実割れもほとんどなく今のところ順調です。私はトマト大好き人間なのでトマト作りには少し気合いが入っています(笑)

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 こちらスイカです。今年は大玉スイカ、苗が生長せずに枯れてしまって、あとから植え直したのも実を二つ付けただけで大きくなりません。左端で白く光っているのが大玉スイカです。手前の中玉スイカに負けています。

 今年初めて植えた中玉スイカは実を4つ付けました。初めてなので収穫時期が分からずそろそろかなと思っていたら、写真真ん中のスイカ、今朝見たら実が割れていました。

 冷蔵庫で冷やして午後のおやつに食べてみました。甘さやや控え目で実の食感が固く感じられました。割れたから仕方ないのですが少し早かったようです。

 今年の夏野菜の生育は今のところ順調です。去年までと違って今年はたっぷり時間があったので、春先の土つくりから苗の植え付け、生育までわりと丁寧に世話をすることが出来ました。

 畑作りはほぼ10年余りになりますが、今までは仕事の合間を見て、家庭菜園の書籍を頼りにやっていました。やはり書籍だともう一歩というところが分かりませんし、時間もないのでついやっつけ仕事になりがちでした。

 今年は時間があったので春ごろからYouTubeの動画をたくさん見ました。もちろん動画投稿者の多くはプロ農家、兼業農家の方が多く、またそれぞれやり方が違うので、そのまま真似をすることはできませんが、今まで知らなかったことをいろいろ教えてもらえた気がしています。

 例えばナス、キュウリ、トマトの下葉かき葉かきなどです。これが今までわからなくて葉が傷んだり病気になっていてもそのままにして木を早く枯らしてしまっていました。また整枝剪定がうまくできなくて、ほとんど放任状態になっていました。

 YouTubeの動画を真似して、今年は病気になる前や成りそうな葉を積極的に大胆に除去していきました。葉は光合成に大事なものですが、必要以上にありすぎると光を遮ったり、風通しを悪くして病気や虫の蔓延のもとになってしまうようです。

 YouTubeで学んだ整枝剪定などは早く実践したくて、一日に何回も畑に行ったり、成長が待ちきれないでうずうずすることがことがあったりしました。

 勇みすぎて間違った茎を切ってしまったり、動画を見て分かったつもりでいてもいざ目の前のナスやキュウリの木を見ると、あれっどうだったかなと思ったりすることがしばしばでした。

 梅雨が明けてからは、暑さも手伝ってあまり畑に出ていません。朝と夕の水やりと収穫が日課です。その時、ついでに気づいた古い葉の処分、整枝剪定などをしています。これからは台風が心配です。


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 梅雨明け直後の頃まで、家の裏でよく啼いていました。イソヒヨドリの幼鳥ではないかと思います。家の桜の木にしばらくいた後、隣の離れの屋根にゆっくりと移動していきました。

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 営農組合の草刈中、水路側の土手にヒルガオが咲いていました。場所が悪く腰を屈めて、何とかスマートフォンのカメラに収めました。

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 同じ畦に鳥の巣があって驚きました。ニワトリの卵より少し大きい卵が5.6コありました。このあたりでよく見かけるカルガモの卵でしょうか。危うく草刈機で傷つけるところでした。草刈で卵が剥き出しになった巣に刈った草をかけておきました。


 今日のボーカルはスェーデンのジャズボーカルグループで活躍しているMargareta Bengtsonです。大阪の老舗ビッグバンド、アロージャズオーケストラを聞きに行った時、ゲストとして歌っていました。

 ビッグバンドの音が大きくて、彼女の繊細なソプラノが聴き取りにくかったのを覚えています。ピアノ伴奏でしっくり歌う方が彼女には合っている気がします。曲のShall I Compare Thee to a Summer's Dayはシェイクスピアのソネットだそうです。



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