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立待月 [日々]

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 一昨日は満月でした。コールドムーンと言うそうでいかにも寒そうな呼び名です。今年最後の満月でした。ニュースで聞いていましたが撮り忘れました。

 昨夜、寝る前に空を見上げて思い出しましたが、寒さと面倒くささに負けてそのまま寝てしまいました。今夜やっと撮れました。満月の翌日は十六夜ですがその次の日はなんというのか調べたら立待月というのだそうです。

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 今年もあと2日、いよいよ押し詰まってきました。一時期寒い日がありましたが、全体的には暖かい年末なのではないかと思います。

 暖かいお天気と厳しい妻に促されて掃除の方はぼちぼち捗っています。年賀状も済みましたし、車のタイヤ交換や洗車ワックスがけも済ませました。

 仕事をしている頃に比べたら時間だけはたっぷりあるので、気が急くわりには余裕でした。年賀状も枚数がずいぶん少なくなりました。

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 一年が過ぎてまた一つ歳を取るようです。

 歳を取ると言っても一括りというわけにも行きません。毎年違うようです。なにせ毎年毎月毎日毎時毎分毎秒、初めての体験ですから。

 と言いながら、年寄の日々は概ね昨日とあまり違わない今日ではあります。


 この一年間お付き合いありがとうございました。来年も相変わらずの内容のブログですがお付き合い、よろしくお願いいたします。皆様、良いお年をお迎えください。


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大祓 [地域]

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 林道の緩やかな坂道を下っていると、西の空にひつじ雲が浮かんでいました。今朝は久しぶりにピリッと寒い朝、山影の草の上には霜の白い跡がわずかに残っていました。

 やはり寒い時期は、これくらい寒いほうが身が引き締まる気がします。このところ暖かい日が多くて、歩いていても汗ばんでくるほど、暖かいから何かしたいのだけど何も思いつかなくて、もやもやした日を過ごしていました。

 秋の始まりの頃、家の裏を賑わしていた鳥たちも、暖かさが戻ってきてから急に姿を見せなくなりました。ジョウビタキ、モズだけでなく、セキレイやスズメさえ最近姿をあまり見せません。

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 山の麓まで行くと、ジョウビタキ、モズ、おなじみのヤマガラやコゲラ、メジロなどに出会えます。ルリビタキの情報も少しずつ聞こえてくるようになってきましたが、まだ姿は見ていません。


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 先週の日曜日は氏神様の年末行事、大祓(おおはらい)がありました。私は今年から総代で、神主さんと一緒に氏子の家を一軒一軒歩いて回りました。

 大祓いというのは、私も総代をしながら詳しいことは何も知りません。地元ではずっと昔から営々と続いている神社の年中行事の一つです。多分、氏神様に一年の諸々のことをお祓いしてもらうことなのだと思います。

 以前は神主さんがお一人だったので一日仕事だったそうですが、今はお二人で西と東に分かれて回られるので午前中で済むようになりました。

 私は西の方が分担でした。もう一人先輩の総代さんと神主さんの三人一組で回ります。私は新人なので本来は先導役と運転手なのですが、先輩総代さん、足が悪くて正座できないので私が神主さんに同行することになりました。

 と言ってもすることは、神主さんと一緒に氏子の家に上がり、神棚の前で神主さんが祝詞を奏上される横に座り、神主さんに合わせて二礼二拍手一礼をするだけです。

 氏子の家の造作も様々、神棚は玄関近くにある家もあれば居間や仏間にあるお宅もあります。こんな機会でもないとなかなか他人の家の中に入ることなどありません。つい見回してしまいそうになりますが、できるだけ神棚を仰ぐか俯くようにしていました。

 そんな中、気になった事がありました。何軒かの家の神棚の上の天井に「雲」と書かれた半紙が貼られていたことです。我家は貼っていません。親戚の家でも見たことがありません。

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 何の意味があるのか、帰ってから調べてみました。神棚の上に部屋があり、そこで人が暮らしている場合に貼るものだそうです。

 もちろん必ずしも貼らなければいけないわけでもないそうです。我が家も神棚の上に部屋はありますが物置だから貼っていなくても良いだろうと思います。

 大祓、初めてのことだったので色々学ぶことが多かったです。まず家と主を知らないお宅が何軒かありました。お顔を存じているけれど家を知らなかったり、家も住んでおられる方も知らなかったり。

 事前に知らせてあるので皆さんお迎えに出てくれます。その時意外だったのはご主人が応対された家が多かったことです。日曜日のせいかと思いました。

 ご夫婦で一緒に拝まれたり、奥さんだけの家もありましたが少数でした。我が家はずっと長い間、ほとんど妻に任せきっていたので、家に帰ってから驚いたことを妻に話しました。

 そのことを後でご近所の婦人方に妻が喋ったところ、それが当たり前だと言われたそうです。家によっては神棚のことは男の人の仕事で主婦は触らせてもらえないのだそうです。

 我が家は諸事情で、両親からの引き継ぎができていないことがたくさんあります。父から家を引き継いでほぼ40年、今更知る事となりました。来年から神棚の掃除から飾り付けまで任されそうです。

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 12月になってもう半分がすぎ、今年も残り半月になりました。今日から年賀状受付だそうですが、まだ何も手を付けられていません。

 いつまでも暖かい冬もいよいよ来週から急激に寒くなるそうです。エレベーターのように上下する気温、体がついていけません。皆様もお体に気をつけられますように。

 今夜のジャズは1941年録音のWinter Weather 演奏はベニー・グッドマンとペギー・リーです。少し古めかしい演奏ですが、クラリネットとボーカルのソロは時代を超えて聞かせます。



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名残の秋 [日々]

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 12月です。もう秋も終わりというのに、うろこ雲よく見ます。数日前、家の裏口を出たところ。

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 数日前の朝の散歩道

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 氏神様、これも数日前です。今朝は紅葉がもっと寂しくなっていました。

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 今朝の空です。また月が西南の空に残っていました。

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 氏神様の石橋のたもとのサザンカが咲き始めました。

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 境内に吹き溜まった落ち葉

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 氏神様の境内から見上げた空


 昨日4時半頃、用事で車を出しました。田んぼのあるところへ出ると正面に向かいの山が見えます。色づいた山肌に夕日が当たり赤く照らし出されて綺麗でした。

 写真に撮りたいと思ったので、近くにあった空き地に急遽車を止めました。一眼レフカメラは積んでいなかったのでスマホのカメラです。

 車から降りてスマホを構えると、どうしたことか向かいの山はもう輝きを失っていました。振り返ると太陽はこちらの山の影にすっぽり隠れていました。ほんの一瞬のことでした。

 明日晴れていたらもう一度挑戦してみようと思いました。そして今日、寒かったけれどお天気は良かったです。少し早いと思いながら4時頃からカメラを持って田んぼ道にでかけました。

 遮るものがない田んぼは風が強く寒かったです。西の空、山の上で輝いている太陽の光は向かいの山に当たり続けています。

 私が立っている農免道路の足元には、豆畑が広がっています。時間が経過するにつれ影がどんどん豆畑を覆っていきます。

 太陽は山にほぼ隠れ地上はもうすっかり陰になり、向かいの山だけに残りの陽が当たっていました。斜めの光のせいでしょうか、それくらいのほうが山の紅葉が際立って見えます。

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 それでも昨日、車窓から見た夕日の景色のほうが、もっときれいだったように思えます。



 もう一曲ありました。Autumn Serenadeです。演奏はJohn coltrane and Johnny Hartmanです。ジョニー・ハートマンの伸びやかな声とコルトレーンの硬いタッチの対比が絶妙です。



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