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北海道の旅その1札幌 [旅]

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 大阪、伊丹空港はまだ猛暑日近い残暑の中にありました。台風11号、12号、13号が連続して発生する間を縫って、何年越しかの念願、北海道へ行ってきました。

 今回の旅の目的は、懐かしい友人たちと会うということでした。小樽に大学時代の友人、札幌には高校時代、そして広尾郡大樹町に中学の同級生が嫁いでいます。

 家から伊丹空港まで時間がかかるので、飛行機は余裕を持って午後の便にしました。飛行機に乗るのは30年前、家族でやはり北海道へ行って以来です。

 戸惑うことが多かったです。まず旅行会社を通して航空券やホテルの手配をしたのですが、最終的に旅行会社から受け取るのはA4のプリント数枚、航空券もホテルのチケットもありません。今はそうなっているのだそうです。

 飛行場では大勢の人が行きかっていました。長い列ができているのは荷物預かりです。搭乗カウンターに行こうとすると係の人がやってきて、券売機のようなものを教えてくれそこでチェックイン、搭乗券が発行されました。

 それから並んで荷物を預け、昼ごはん食べる時間があるか心配していたところ、なんと私達が乗る飛行機は、新千歳付近大雨の影響で到着が遅れ、出発は1時間遅れと表示されていました。

 なんとか台風を逃れたと思ったらそんなことがあるとは思いも寄りませんでした。すぐに新千歳まで迎えに来てくれるHに1時間遅れると連絡しました。   

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 1時間遅れで飛び立ったANA983便でしたが、通常通り約2時間のフライト、無事窓に北海道の大地の広がりが見えてきました。久しぶりの旅客機、揺れもあって少し緊張感がありました。

 到着ゲートの外では、高校時代の友人Hがすでに待っていてくれました。彼と会うのは、彼が実家の整理に帰ってきた15年ほど前以来です。少し太っていたけれど変わらない様子でした。

 当初の計画では、この春新しく開業した北海道日本ハムの拠点、エスコンフィールドに連れて行ってくれる予定でした。しかし飛行機の遅れで残念ながらおじゃんになってしまいました。そのまま札幌市内のホテルまで送ってくれました。

 ホテルでのチェックインは、旅行会社からもらったA4用紙を見せるだけですみました。部屋は20階、客室はツインではこんなものでしょうか。まず荷を解いて一息入れました。

 午後6時、再びHが車で迎えに来てくれてとりあえず彼の家へ行くことになりました。30年前、訪ねたことがある高台にある家です。彼は10年前に奥さんを癌で亡くして、今は息子さんと二人暮らしです。

 田舎から持参したお土産を渡し、息子さんも交えて少しおしゃべりしていると、小樽にいるSから電話です。今日、また大雨で石勝線が全面ストップになったという知らせでした。明日、私たちが帯広に向かう路線です。

 息子さんの運転でH親子がよく利用している琴似にある居酒屋行くことになりました。まずは再会を祝してビールで乾杯です。息子さんも交えて、久しぶりにおしゃべりしました。出されたお魚が美味しくて妻は時々会話に加わりながら料理を堪能していました。

 息子さんは、高校時代や若い頃の父親の姿がどんなだったか、興味があるらしく盛んに私に聞いてきました。お酒も手伝って、Hの良いところも悪いところも包み隠さず言っておきました。

 9時すぎまで喋っていたでしょうか。彼らはまだ飲みたりないらしく何処かへいくというので、私と妻は地下鉄でホテルまで帰りました。22時、北海道初日の夜は慌ただしく暮れました。


 
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 翌朝、ホテルの窓から見える札幌の街、大都会ですね。奥で雲を被っているのは手稲山でしょうか。北海道は昨日、今朝とお天気は曇り空でした。気になっていたJRを調べると不通になっているところはないようでした。

 8時半という約束でしたが、Hは8時にもうホテル玄関に迎えに来てくれていました。昨日行けなかったエスコンフィールドへ今朝行ってくれることになりました。その後JR駅まで送ってくれることになり、至れり尽くせりです。

 札幌市内からエスコンフィールドまで結構距離がありました。走り慣れた道を彼は右に左に曲がって行きます。彼は現在、月の半分を観光客を各地へ送迎するアルバイトをして暮らしています。

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 エスコンフィールドの正面です。

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 日本ハムの試合がないときは、無料で中に入れます。一塁側内野席の一番前に座ってみましたが、かなりグランドに近くて試合を見たら臨場感が半端なさそうです。新しくてモダンで、私が知る甲子園や後楽園とはずいぶん違います。

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 グランドを取り巻く広い通路をぐるっと一周、ここはバックスクリーン左、大谷くんがよくホームランを打ち込むところです。もっとも彼はこの球場では活躍していませんが。

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 大谷選手とダルビッシュ選手のイラストが描かれた壁の前では、たくさんの人達が記念写真を撮っていました。私達夫婦もHに写真を撮ってもらいました。

 エスコンフィールドの周りは、子どもたちが遊べる広場や遊具があり、試合だけでなく一日遊べるようになっているようです。隣にはショッピングの建物もありました。妻は大谷グッズが欲しかったそうですが、ほとんど売り切れていて残っていたのは61万円のエンジェルスのウェアだけ、早々と引き上げてきました。

 帯広行きの列車に1時半に乗るので、エスコンフィールドから近い新札幌駅まで送ってくれました。えきネットで購入している列車の切符の発行をしないといけなかったのですが、これは簡単でした。

 久しぶりに会えたHとはもっと二人で積もる話もしたかったのですが、ここでお別れになりました。また近いうちの再会を約束して私と妻は改札に向かいました。



 ペギー・リーは何ヶ月か前にも取り上げた気がするのですが、彼女が歌うジャニー・ギターは迫ってくるものがあります。


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