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鳥と遊ぶ [野鳥]

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ホオジロ

 朝、カメラを持って外へ出ると、毎日この木の上で囀っています。縄張りを主張しているのでしょうね。去年の冬はあちこちでホオジロの鳴き声を聞いたり姿を見たりしましたが、今年の冬は久しぶりです。

 今年は赤い実がいつまでも残っているように、野鳥たちの姿を見かけない日が続いていました。何時もの散歩コース、林道を歩いても鳥たちの声がさっぱりしません。聞こえるのはウグイスの地鳴きとヒヨドリばかりです。

 立春が過ぎて寒さが厳しくなってきたここしばらく、ようやく鳥たちの動きが活発になってきたように思います。見かけるのはいつもの鳥たちですが、それでも嬉しくてカメラを持って追いかけています。

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 モズのメスだと思います。この鳥とジョウビタキは里まわりにもよく姿を見せるのに、今シーズンは縄張りの主張に忙しかった秋の頃だけで、その後はすっかり姿を見せなくなっていました。

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 杉の木に止まっているのはカワラヒワです。名前のごとく河原にもいますが山里にもいます。キリリ、キリリと鳴く声は見かけより可愛いです。写真を撮ったのは久しぶり、鳥たちの分布、変わってきているのでしょうか。

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 去年の冬よく見かけたビンズイ、ようやく家の裏やお寺の庭に姿を見せるようになりました。臆病なのか、なかなか日向には姿を現しません。茂みの間から餌をあさりに出てきて影になった地面を突っついています。人が近づくとさっとまた茂みの中に姿を隠します。

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 カルガモ 冬になると近所のため池にいつも番でいます。写真の上の方は少し凍っているようです。池が全面凍ってしまう日は当然姿を見せません。

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 ハゼの実の間にいるのはエナガです。いま北海道で大人気のシマエナガはこの鳥の亜種です。シマエナガのぬいぐるみを集めている小学5年生の孫娘にエナガの写真を見せると、シマエナガのほうが可愛いと言います。

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 メジロ、何の実を咥えているのでしょうか。仕草が面白くてこの写真を選びましたが、メジロのきれいな色が出ていませんね。エナガ、シジュウカラ、ヤマガラなどと混じって木から木へと忙しく動き回っています。

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 コゲラは暗い森の中にいることが多いです。コツコツと木を突っつく音や小柄なからだのわりに大きな声でギーッと鳴くので存在がわかりやすいです。

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 ヤマガラは年中いる鳥です。地鳴きは濁ってあまり可愛くありませんが特徴的でわかりやすいです。回りに撮る鳥がいないときは、よくこの鳥を追っかけたりしています。

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 シジュウカラもヤマガラとよく一緒にいます。囀りは色んなパターンがあるようで可愛く美しいこともあります。家の庭木にまで遠征してくることもあります。このときは神社の境内の桜で盛んに囀っていました。

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 モクレンの木に止まっているのはジョウビタキのメスです。私のカメラでは少し遠かったです。一緒にルリビタキのメスもいましたが、枝被りが酷くてアップできません。

 小さい鳥たちは、鳴き声も小さく細切れでちょこまかと忙しなく動き回りじっとしていません。捉えたと思ってもあとで見ると、混み合った木々の間でボケていたり、枝が邪魔して顔が写っていなかったりします。

 連写で撮るので可愛い仕草のものもあるのですが、鳥の写真としては顔が写っていなかったり暗かったりしてお出しできません。

  この調子では、今年もルリビタキやウソは撮れそうもありません。いないわけではなく、いるところに行けば撮れるのでしょうが、頑固に地元だけを歩いているので撮れる鳥の種類も限られてきます。

 そう言えば、冬の間茂みの中で姿を隠して地鳴きを続けていたウグイスが、まだ声は小さいけれどホーホケキョと鳴き始めました。散歩仲間とすれ違うとき、ウグイスの初鳴きが話題になります。今年はやっぱり早いなぁと言い合っています。

 明日は、地元の鳥仲間にヒレンジャクがいるところを教えてもらったので、珍しく遠征してみようかと思っています。ヒレンジャク、図鑑でしか見たことがありません。果たしてうまく撮れるでしょうか。




 今日のジャズは、鳥にちなんでチャーリー・パーカーです。彼ががなぜBARDと呼ばれたのか、諸説あるそうです。彼の演奏が「羽ばたく鳥のように自由で華麗だった」というのはいかにももっともそうですが、たんにチキン好きだったとかヤードバードと呼ばれたのが変化したとか、ほぼ伝説で真相はわかりません。彼の演奏だけが今も残っています。
 


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