カラスの庭 [日々]

朝、畑の苗に水をやりに行くとカラスがこの原っぱで地面を啄んでいました。私が近づいても平気です。水をやり終えて畑の外に出てきてもカラスはまだ地面を啄んで大きなミミズを嘴でくわえていました。
いつも二羽のカラスがこの辺りをウロウロしています。人が近づいてもめったなことではそこを離れません。私は苦笑しながらまるでここはカラスの庭だなと思いました。奥の雑木林に巣があるらしく、この間は三羽のカラスがトビとこの上で喧嘩をしていました。
ジョウロを家に持ち帰り「カラスの庭」かと独りごちて、今度のブログタイトルに良いなと思いつきました。ならば証拠写真を撮らねばとスマホを持って戻ります。
するとカラスは何が分かるのか今まで私の存在など歯牙にもかけなかったのに、急にコンポストの上に乗り、スマホを構える間もなく飛んで行ってしまいました。

田植えが終わった水田です。苗は見えにくいですが、水面に家並みが写っています。ちょうど踏切の音がしだしました。先日NHKの番組で鉄道写真家の中井精也さんが岐阜県の田舎で田植え前、水が張られた水面に映る電車を撮っていました。

真似して撮って見ましたが、全然駄目でした。スマホのカメラだったと言うこともありますが、田んぼの表面が田植え前の鏡面になっていません。それに電車の色も水面に写すにしてはぱっとしません。

たんぼ道をぐるっと回って、天井川の土手を歩きました。日差しの下は少し暑かったです。

天井川を川上に遡って行きました。ここは水源の水が滝になって流れ落ちるところ、先日の雨で水がたくさんあって散歩の靴では向こう岸に渡れませんでした。水の流れ落ちる音と木々に覆われて、夏でもひんやりして気持ちの良いところです。
帰り道、弔魂碑の脇の林で久し振りにキビタキを見ました。しかし望遠レンズの付いた一眼レフカメラを持っていません。キビタキと確認出来るくらいはじっとしていたので持っていれば撮れたと思います。家に帰ってカメラを持ち出し車で引き返しましたが、当然もうそこにはいませんでした。
弔魂碑の脇、キビタキのいたあたりにもう誰も使っていないような小さな道があります。そこを少し歩いて山の中へ入って行きました。周りは高い杉の木ばかりで野鳥の囀りは聞こえても高くて姿は見えません。
この道は、子供の頃父と母と一緒に柴拾いに来た道と記憶しています。しかし少し歩いた程度では、思い出につながる風景に出会うことはありませんでした。若い父と若い母と一緒に行った柴拾い、思い出話をするとまた長くなりそうなので、今日はやめておきます。
せっかく一眼レフカメラを持ち出したので、回りの野花を撮ってみました。キビタキは撮れなかったけれど、このカメラを持ち出すのは久し振りです。
ヒメジオンをめがけて飛んでいるのは、検索するとフデヒメヒラタアブというアブのようです。
このところ、かかりっきりの神社も撮って見ました。
裸電球の傘は錆びていますがyamamotoさんが撮っていたランプの傘ほどクラシックなものでは無さそうです。
家に帰ってくると妻が庭の小さな花壇を指さして、咲いたけれど何の花やろうと聞きました。画像検索をしてみると、オキザリス・ラシアンドラと出ました。カタバミ科なのでカタバミに似ていますが、カタバミより花が立派で茎が長く、何より葉がハート型をしていません。
この花は、小4になる孫が学校でもらってきた種を妻に渡したものです。彼は骨に腫瘍が出来る病気で2ヶ月ほど入院していましたが、つい先日退院しました。退院しても腕に変な器具が付いていて夏か夏過ぎまで外せないそうです。少しのことですぐ泣く弱虫な子でしたが、手術を乗りきって少し強くなってくれたかもしれません。
ジャズが聞きたくなったら、ホレス・シルバーを選んでおけば間違いがないと思うくらい、彼の演奏と曲はファンキーで熱いです。有名なジャズメッセンジャーのオリジナルメンバーでもあります。曲はSong for My Fatherです。そう言えば、もうすぐ父の日ですね。
いちご狩り [日々]

ゴールデンウィークのこどもの日に孫たちが来てくれたのですが、田植えに出ていたので会えませんでした。その一週間後にまた来てくれました。
一週間遅れたことで、まだ青かったイチゴがちょうど赤くなっていました。一緒に畑に入っていちごを摘むことが出来ました。先に摘んで冷蔵庫で保存してあったいちごと合わせて、二人で皆食べてしまいました。

そらへい、初めての写真登場だと思います。隣の孫は、私と同じ誕生日、今年7月末に3歳になる女の子です。息子の嫁が写してくれました。
春祭りが無事終わったときは本当にほっとしました。翌日は爽やかな快晴で、準備や祭礼で出来なかった散歩を久しぶりにしました。重荷がおりたせいか身体が軽く感じられる足取りの散歩でした。
これで終わりだと良かったのですが、その翌日は田植えでした。田植えと言っても私のする作業は田植えに使った苗の空箱を洗って農協に返す単純な仕事です。
機械で洗う人と、洗った箱をまとめて運ぶ人の二人で作業します。いつも私は高齢な方なので組む相手は私より年下になります。年上の方が比較的楽な機械で洗う方に回るのですが、今回はなんと二つ年上の方との組合わせになりました。
私の方が若手になるので、洗った箱を10枚ずつ紐で縛り軽トラックに積んだり下ろしたりと、積極的に動かなければいけません。朝8時から昼休憩を挟んで6時まで、お祭りと違ってただ肉体的に疲れました。
その他、神社の会計、お寺、畑の春夏野菜、以前の職場仲間の集まりの幹事、とどめは伯母の葬式が先日ありました。4月の中頃から今まで70歳過ぎの老人にはふさわしくない忙しい日々を送っています。皆さんの所への訪問が遅れがちですが、ご容赦下さい。

久し振りの散歩で見つけたエゴノキの白い花

いつも通る池端にはキショウブ、季節の移ろいを感じます。
リラックスした気分の時は、昔よく聞いたお気に入りのアルバムが聴きたくなります。ソニー・ロリンズのアルバム「ウェイ・アウト・ウエスト」からI'm An Old Cowhandです。暖かく膨らみのあるテナーの音と自在なインプロビゼーションの波に身をゆだねます。
春祭り [地域]

今日は5月らしいからっとした晴天でした。我が地域では春祭りの子供神輿の渡御がありました。神社で発輿祭が催され、神官による御霊が移しの儀が行われました。子供たちを先頭に台車に乗せられた神輿が出発です。

神社の参道の坂道を降りていく神輿
長い間、当地のお祭りは5月1日と決められていましたが、今年から祭日の5月3日に変更されました。それが良いのか悪いのか、今年に限っては宵宮の4月30日、祭りの5月1日は雨だったので変更は良かったことになります。また、子供たちの保護者も数多く参加されていて、それなりに賑わった気がしました。
神輿は車通りのある旧街道を主に巡行します。祭日のせいか車通りも去年に比べると少なかったようで、神輿の巡行が車の通行によって遮られることが少なかった気がしました。

最後の休憩所で一休みしているところ。残りの行程はあと4分の1ほどです。神輿と一緒に歩いた歩数は1万6千歩ほどだったでしょうか、最後はさすがに足が怠くなってきました。
私は去年から神社の総代を務めています。毎年のこととは言え、準備中からいろいろな事があります。それでも神輿の渡御が事故や怪我なども無く、お天気にも恵まれて無事済んだことに安堵します。
春祭りが済んだら今度は田植えが待っています。春夏野菜の植え付けも準備は出来ているのですが、取りかかる余裕がありません。明日はゆっくり休んで、明後日は田植え、それが済んだら取りかかろうかと思っています。
今日は疲れているのでこの辺で隔週金曜の報告を終わることします。