今冬初めての雪が降りました。地面の所々が見えるような積雪とも言えない降雪でした。もっと雪の多い被災地、能登の人たちにとっては無情の雪でした。同じ日本海側、友人の住む小樽でも記録的な積雪になったようです。


 正月ももう12日、学校も始まって世の中は通常生活に戻っています。私は3日に神社の祭礼を務めました。正月の祭礼と厄除け者たちの祭礼があり、今年は暖かい方だったのですが、終わったあとは少し疲れを感じました。

 その後は、のんびりと本を読んだりu-nextで30日間無料トライアルに登録して「男はつらいよ」を連続して見ています。あんまり続けて見ているもので、頭の中ではいつも寅さんの歌う主題歌が鳴っています。

 奮闘努力の甲斐もなく

 今日も涙の

 今日も涙の日が落ちる 

 日が落ちる


 散歩はほぼ毎日しています。まだシーズンが本格化していないのか鳥の姿やさえずりが少ないです。聞こえるのはヒヨドリの鳴き声ばかりです。


 今の季節、歩いているとサザンカの花とナンテンなどの赤が目立ちます。とくに今年はナンテンやセンリョウ、マンリョウなどの赤い実が豊富に思えます。我が家のナンテンもいつもなら年内で実が鳥に食べられて無くなるのに今年はまだたくさん残っています。

 雪が降った次の朝はお天気は良かったのですが寒かったです。散歩に出ると神社の参道でメジロ、ヤマガラ、シジュウカラがにぎやかに迎えてくれました。久しぶりのことでした。他の場所でもコゲラやキセキレイも見かけましたが残念なことに望遠レンズを持っていませんでした。

 それからまた2日ほどは鳥を見かけない日に戻りました。今朝も諦めて近所のロウバイが少し蕾を開きかけてきたので、晴れるのを待って写真を撮りに行きました。

 それからいつものコースを歩いたのですが、今日もヒヨドリの鳴き声と姿の見えないウグイスの地鳴きが確認できただけでした。

 ほとんど手ぶらで家の近くまで戻ってきたとき、ご近所の梅林の奥で数羽の鳥影が見えたので枝の間を探していると、カタカタという音とともにジョウビタキの羽の白い斑点が見えました。

 そこからでは遠すぎるのと枝が邪魔してうまく撮れません。ところがこの鳥は不思議です。ほとんどの鳥は人影を見るとさっと樹陰に隠れるのに、カメラを構えている私の方にどんどん近づいて来てくれます。

 何枚か撮ったあと彼は大きく飛び立ちました。その方向を見やるとなんと行きがけに撮ったロウバイの木の近くの枯れ枝に止まりました。

 そのままロウバイをバックに撮っていましたが、さらにサービスしてロウバイの木の枝に止まってしばらくポーズを取ってくれました。


 冬のはじめに、家の車のサイドミラーに止まっていたジョウビタキもその後すっかり姿を見せなくなって、久しぶりに間近で接することが出来ました。以前見たときよりずいぶん丸くなっている気がします。

 去年の冬、あれだけいたホオジロやビンズイも今年はあまり見かけません。冬鳥の季節はこれからでしょうか。





 今夜のジャズはモダンジャズカルテット、MJQです。曲は「4月の思い出」です。4月の思い出を思い出すのにふさわしい季節は夏でしょうか。それとも秋。今は冬、4月が巡ってくるのはもう少し先ですが、ともかく聞いてみることにしましょう。