冬の凪ぎ [野鳥]

朝の空気が冷えて霜が降りるような日は、お天気が良いのが常です。里の方ではもう溶けている霜も山裾ではようやく朝日を浴びて蒸気となって立ち上がっていました。
年末から年始にかけて厳しかった寒さも、なぜか大寒の頃から3月並の暖かさ、今はほんの少し冬の厳しさが凪いでいるところなのでしょうか。
妻と歩く散歩も早朝は寒いので暖かい時間帯にすることにしました。その分、朝の時間が取れるようになって、思い出したようにカメラを持ちだしました。
1月の12日頃からの10日間で出会った鳥たちです。
久し振りにカメラを持って鳥を探しに行った日、そんなにうまく行くわけがなくて空振り気分の帰り道、坂道をとぼとぼ下っていたら、地蔵堂の脇でジョウビタキのメスが待っていてくれました。メスは今シーズン初めての出会いです。
この日はこの一枚だけでしたが、お気に入りの一枚が撮れた気がして嬉しくなりました。次のブログはこれだけでもいいかななどと思いながら、また続けてカメラを持って歩きました。
ビンズイ、いつも夕方小さな群れで地面で餌を漁っています。暗すぎて上手く撮れなかったのが、この日は朝の光の中で撮ることが出来ました。
ホオジロです。枝の上でじっと鳴いている事が多いのでいつもこのような写真になってしまいます。
メジロと一緒にハンの木でエナガが群れていました。木の周りで小さな囀りが賑やかにしているのですぐ分かります。年中いる鳥ですが葉が落ちた冬の方が撮りやすいです。
エナガと一緒にいるとメジロが大きく見えるくらい小さい鳥です。ちょこまかと枝から枝へと動き回って少しもじっとしていません。北海道でしか見られないシマエナガはこの鳥の亜種、本家も負けずに可愛いと思います。
今年何度か出会っているジョウビタキのオスがお隣の栗の木の下でしばらく遊んでくれました。それから数日後、お隣のご主人とお喋りしていたらそのすぐそばのネットに彼がいたので驚きました。人なつっこいのは知ってましたが、かなりの至近距離でした。
メジロ、鮮やかなウグイス色のロケットみたいです。
その近くにいたコゲラは日本で一番小さいキツツキです。
他にシロハラとモズにも出会いましたが遠すぎたり暗すぎたりでうまく撮れませんでした。どの鳥たちもこの山里のこの時期、おなじみの顔ぶれです。でもひさしぶりだったせいか今年も会えて嬉しかったです。
お正月は滋賀から始まる伊勢神楽の獅子舞の角付け、もう一月も下旬ですが私たちのところではおなじみの一月の風物です。例年だと雪が舞うような寒い日が多いのに今年は暖かな日差しの中でした。
雪がやんだ夜 [日々]

朝、テレビで録画してあるドキュメンタリー番組を見ていました。画面は雪が降りしきる北海道の街でした。急に画面が大きくなったような気がして目を上げると、テレビの向こうの窓いっぱいに雪が吹雪いていました。まるでテレビ画面とリンクしているみたいでした。
地面があっという間に白くなりました。もちろん、北海道のそれとはくらべものにはなりません。白く薄く掃いたようで積雪と言える厚みはありません。その後いつの間にか消えてしまい、また降ったりやんだり吹雪いたりと繰り返しの一日です。
お正月が過ぎてもう10日経ちました。SSブログが3月末で終了するというお知らせがあってもう少しで2か月になります。12月中旬から移行プログラムも配信され、なんとなく私の周りも落ち着きません。
早々とSeesaaブログに移行される方、別のブログサービスに移られる方、これを機会にSSブログを去られた方、SSブログの終了とともに去られる方、まだ何も態度を表明されていない方と様々です。
移行を済まされた方から新しいURLが届いていますが、まだお気に入りに登録できていません。3月になったらなくなってしまうこのブログに登録するのも変な話です。
私自身どうするべきか、いまだに決まっていません。Seesaaブログに移転するのが一番簡単で楽だとは思うのですが、ほかのブログも気になったりしています。
とりあえず移行だけは済ませて、その後のことは3月末までに決めても良いかなと思っています。ただ日々はまだこのSSブログにあって、なかなか切り替えができていません。
一日降ったりやんだりだった雪は夜にはやみました。積雪はありません。
こんな夜は、静かにレコードを聴くのも良いですね。曲はStardust 演奏はLester Youngです。