SSブログ

青空を待って [野鳥]

1-PXL_20230131_002825498.jpg
 氏神様にかかる石橋の上に、雪をまとったモミジの枝が低く垂れていました。その雪の枝の間から拝殿を撮って見ました。

 先月25日積もった雪がようやく溶け出した31日、また積雪がありました。今度は以前より少なくて5センチほどだったと思います。少しうんざりですが、雪質も柔らかくて思ったより早く溶け出しています。

1-PXL_20230130_000618257.jpg
 寒椿が落ちて、白い雪の上で咲いているようです。さすがに花びらはドライフラワーのように赤色が褪せて見えます。

1-1-DSC_0869.JPG
 
 ここからは雪が降る前の話です。今年は鳥の姿がいつもより少なく感じていました。しばらくは暖冬気味だったのでそのせい、それとも県内でも感染が確認された鳥インフルエンザのせいかと思っていました。

1-1-DSC_0449-001.JPG
  お寺の横の坂道を歩いている途中でした。目の前で何やら揺らぎました。私は飛蚊症なのでそのせいかと思いましたが、色が緑っぽいです。よく見ると正面の木の枝にメジロがいました。メジロさえ久しぶりに思えました。

1-1-DSC_0462.JPG
 少し暗くてボケています。ホオジロと思っていましたがカシラダカでした。絶滅危惧種だそうです。鳥の写真を撮り始めた頃、撮ったらこの鳥ばかりだったことがありましたが、最近あまり出会いがなくて久しぶりでした。 

1-1-DSC_0473.JPG
 雑木林の上空でカラスとおっかけっこしていました。カラスはどこかに飛び去り、この鳥が遠くの木の上に止まったので、撮って見ましたが遠すぎて分かりません。お腹の模様を見るとホトトギス、カッコウ、ツツドリですが季節が合いません。ひよっとすると猛禽類の仲間かも知れません。

 雪が降る前、22日の事です。カメラを持って散歩をしていました。その日も全然鳥の写真が撮れなくて、がっかりしながら帰り道どっちのコースから帰ろうかと思案しつつ、だらだらと天井川の堤防を下っていきました。

 普段めったに行かない下流まで歩きました。水のない川なのですが、こんな所に水たまりがあると思ってのぞき込んでいると、ちょっと賑やかな鳴き声がしたと思ったら目の前の枯れ草に青い鳥が止まりました。

1-1-DSC_0701.JPG 
 なんとカワセミでした。やっと会えたと思いました。今まで何度か出会い、かすかに写真を撮ったことがありますが、きちんと撮れた事がありません。とりあえず、夢中でシャッターを押しまくりました。

1-1-DSC_0763.JPG
 最初に撮ったカワセミは、しばらくするとどこかへ飛んでいってしまいました。しかし、そのカワセミの写真を撮っている時も、どこかでカワセミの鳴き声がしていると思っていたら、数メーター下流にもう一羽カワセミがいました。

 しかし、このカワセミ動きません。じっと考え込むようにうなだれています。青い背を靡かせてひらひらと飛んでいく姿ばかり見かけていたので、カワセミってこんなに動かないものなのかと思いました。

 長い間、曲がりなりにも鳥の写真を撮っているのにカワセミの写真を撮ったことが無いなんてといつも思っていました。これでやっと鳥撮り人の仲間入りが出来た気がします。


1-img20230203_16113980-002.jpg

 少し面はゆい気がしますが、地元の広報に依頼されて鳥の写真と説明文を提供しました。他にもっと上手な方がおられると思ったのですが、依頼されたので仕方ありません。

 鳥のデーターがあちこちに散らかっていて集めるのが大変でした。最低でも30種くらいは載せたかったのですが、紙面の都合があり10種に絞り込むのに苦労しました。

 説明文でコゲラを日本で一番小さいキツツキと入れ忘れたこと、モズの写真がバックの色と重なって分かりずらかったこと、そして、ウグイスとカワセミを載せられなかったことが残念でした。


 
 連日のどんよりした冬の空、なかなか気温も上がらず気持ちも晴れません。アマゾンプライムで音楽を聞いていたら軽快な歌声が聞こえてきました。Nicole Henry元気で明るい歌い方です。曲は、待ちわびているBlue Skiesです。


nice!(48)  コメント(36)